野蛮王
@yamamaru-yamamoto
ヤバン王 Ⅰ 気密容器/フラスコ
『
「「「「「「んほほぉぉぉぉぉぉお!!!!!!!」」」」」」
メゴメゴメゴメゴメッゴォォォォ
長尺バット【死地転抜刀】から放たれるすげぇ技は
トウキョウドーム一個分の破壊力を持って
なんか悪い奴ら(山盛り)を皆殺しにしていくイヤッホウッッ!!
最終奥義は命を削る技なのだ!!!
「ンンゴオオオオおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉおお!!!!!」
まだだ!!俺の命!!燃え尽きようとッ
「うんんごごごごごごごごごごおぉぉぉぉおおおおおおお!!!!」
地球の平和と!
俺んちの家族は!!俺がッッ!!!守るのだあああああああ!!!!!!
「ぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉ!!!!ッッッ」
「」
「ッッッッッ」
「……あれ?」
ごろん
「ッかふ」
ころんじゃった
やべぇ…
「お!にぃちゃー「ジュウジ!」ん!」」
なんか近づいてんのに遠ざかって聞こえるぞ
「!!「‼ッ‼‼‼」
まあ
悪いヤツやっつけたから平気だろ・・・ヘヘ
ちょっと・・・・・・腹減った寝る
ザ――――――――――
暗転
―――――――予感がした
何との問われると答えられないが体内時計で目が覚めるのとは違う感覚がした
ほら、遠足の前とかワクワクして目覚ましより早く起きちゃう感じ、アレに近い
「――――――――――――」
知らないにおい
俺んちじゃない
ほのかに甘酸っぱい透通ったにおい、室内なのか空気は穏やかだ
微かな自分の汗のニオイそこに若干の違和感、
俺なに食ったっけ?薬?合成調味料ぐらいの感覚
そんなのはどうでもいいや
クン…クンクン
甘酸っぱいのはいい匂い 鼻の奥をくすぐる
いいにおいなのに食べ物じゃない花の香かな?
体の奥がざわつくかんじ
ザワザワ
よくわからん
んん~~?なんだっけさっきまで夢見てたような
……なんかあったような気もするけど
それよりも……
ぬっくい。ぽかぽかだ
「………くぁあ」
もっかい寝よう うん
ごろんと寝返りを打つと脇の下におおおきなコブができてた
脇が閉じれないぐらい大ーきなこぶだ
恐る恐るあごで触ると痛くない麻痺してるのかもしれない
とりあえず舐めておこう
(^ω^)ペロペロ
「ご、ご主人様……?」
その時ようやく俺は瞼を開いた
コブだと思っていたものは人の頭のようだ
「お?…おはようございます」
とりあえず知らない人には挨拶して威嚇するんだ
俺、文明人だから
でもまあ俺の体の一部の様な気もしないでもない
「お、お早う御座います!ご主人様!!お目が覚めたのですね!!
どこかお体に痛い所や痺れるとこなどございませんか??」
ペタペタと顔や体を触ってくる
が、驚くべきことにコブの人には胸に二つコブが俺のほうにくっついている
このコブは柔らかく俺の上をかたちを変えながら移動している、
どうやら繋がってないようだ
が
「お前は俺の一部か?」
確認してみる
「はい!もちろんでございます!」
いや、どうやら繋がっているようだ。そんな気がしてた
ぐうぅ
「はらへった」
「す、すぐにお食事をご用意しますね♡」
コブの人が起き上がるとぬっくいのが剥がれてしまう。
「!! おおおおおおおおおおぉぉぉぉお前、まさか女んこかっ!」
さらさらとした長い髪が流れ コブだと思っていたものはなんとおちち様だったのだ!
なめらかな肌!美しい曲線!柔らかい感触!細く繊細な骨格!
「ご主人、様…?ご記憶が……
「【ゆみや】?」←よくわかってない
「はい、ゆみやでございます…お怪我のせいでご記憶が混濁しているのかもしれませんね」
俺の顔に手をやってほっと息をついていた。
(めんこい顔をしてるのうこの女)
ゆみやは質問してきた
「ご主人様のご自身のお名前お分かりになりますか?」
おれの……なまえ……?
ザザ
≪ねぇちゃん・そお●・はらへった≫
頭の中に思い至ったのはこの3つ、ねぇちゃんはゆみやのこと、はらへったはさっき言った
「確かに記憶が混濁している……俺の名は――そう!ッ」
†キラリ†
何かが煌めいた
「俺の名は!【そうぶ】!!装う武器の武と書いて【装武】だ!!」
「…えっ…あっはい、装武様、ご尊名伺いました」
なんかうやうやしく頭を下げるなぁ
………
おおおおちちがすごいなぁ
「は!服を着なさい服を!」おちんちんふっくらしてきた
「も、もうしわけございません」寝床の横に手を伸ばすとどうやって着たのか
肩から胸元までは開いてるもののおちち様はよせて上げるヤツにしまわれてしまった
「わたくしはご主人様の物です。手にとってお確かめください」
そう言うと俺の手をおちちに直にお、おちちにじかに触れさせてくれた
はぁはぁ
やわやわともんでみる
頭の奥がジ~~~~~~ンてしてる感動?!これが感動なのか
すべすべフニフニだ
ふー・ふー・ふー・
いいにおいこいつのだ おちち揉みながらひっくり返して耳の裏のにおいをかいで確信した
いいにおいの女だ
いい女だ首筋をペロリと味見してみる。
びくっとしてくたっとなった
いい女は嫌味がないきれいな味だほかのとこも味見してみたい
「お、おまえおちちでるか?」
「おちちは……
申し訳ありません今は出ないです…
ご主人様にいっぱい愛を私に注いでいただけたらきっとお乳出るようになります」
愛…こうか?
みょみょみょみょみょみょみょ~~~~~ん
「ご、ご主人様、そ、そんなにペロペロされては、ぁっんっ」
はぁはぁはぁはぁゆみやがあっつい息してる
「お?おれ、ペロペロしてないよ考えただけ。お?」
「・・・わたくしにはご主人様の一部を賜わっておりますので強く想って頂ければ伝わるのです。ですからご主人様の喜びはそのままわたくしの喜びでありご主人様の苦しみもわたくしの苦しみとなるのです」
「ぉー?」
シュッと少し擦れる音だけで、まるで壁だったところが開く
小さい子供が台車を運んできた、
メイドっぽい黒のワンピースとフリフリのついた白のエプロンドレスに身を包んでいる
「ごはんだ!!」
見るより先にわかったもんね美味しいぃにおいがするもんよ
「失礼します、お食事をお持ちしました」
山盛りの白ご飯だ!!
ごはんだ!
お味噌汁もある!!
ごはんだ!!
焼いたお魚もある!!!
ごはんだ!!!
柴漬け三切れある!!!
おかわりけってい!!!!
ごはんごはんごはんごはんーん!!!!!
ぶるぶるぶるぶる
「………食べていいのか?」
「はい、もちろんです」
ズズズ「! っきまーす!!」
かしゃん
「あれ…お箸持てない……」
かしゃん
正しく持とうとしてもするりと箸が落ちてしまう
「ご主人様、申し訳ございません。もっと食べやすいものをご用意いたします。病み上がりのお体ですからご無理をなさいませんよう…」
「う~。これたべる!」
「畏まりました、ではわたくしが「あ~ん」してさし上げますね」
「わかった、ココのれ」
ぽん とベットに腰かけ、左ももに座るように促す
「は、はい!」
「味噌汁すったから次ごはん!お魚、お味噌汁、ごはん、柴漬け、ごはん、お味噌汁、お魚、ごはんごはん、柴漬け、ごはんごはん、柴漬けだぞ」
「サラダは最後でよろしいですか?」
…
「さ、先にあったかいものを冷めないうちに食べてしまうんだ」
(トマトとブロッコリーもたべるもんよ)
「はい、あ~~~~ん」
もぐ
「ごはんうまい!!」(うまい!ほわわ~~ん)
視覚と嗅覚に刺激された食欲は味覚を感じる前、
口に入れた瞬間に好物の記憶から味覚の結果を出し脳内を幸せで満たしてしまう
噛むほどに甘みが口の中に広がり遠かった味の記憶がどんどん鮮明になって
ずっと食べていなかったの様な感覚。
体に吸い込まれていく、そしてどれほど体が必要としているかの欲求。
「もっとごはん…?」
なんか抱き着かれてる。肩で息してる
「だいじょうぶ?」
「は、はい…大丈夫…です」
ごはん持ってきてくれた小さい人も口を開けて…
「よだれが垂れてるぞ。食べたいなら遠慮するな子供だろ?」
「も、申し訳ありません!!お見苦しい所を!!」
「ブロッコリー、食べるか?」キラリ
ブロッコリーを子供にそっと手渡してやる
「ご主人様?それはロボットですので人間の食べ物は口にできないです」
「…ロボット?ロボット?!この子ロボットなのか??」
「はいっ」
………
どうみても人間だ。
クンクンクンクンクン
とりあえず匂いを嗅いでみる。むう。確かに普通の人間とは少し違う
雑味や苦みがほとんどない甘いくだものとにゅうにゅうのような香り
何食うとこんな匂いになるんだろう
ほのかなしょっぱさは緊張してるのかな?
この奥に匂いじゃない匂いがあるんだ
?!
ふむふむふむふむ
この匂いは覚えがあるぞ
クンクンクンクンクン
「ご、ご主人様?」
「ゆみや」
「は、はい、」
「この子供はお前の子か?おんなじ匂いがするぞ、血液型とかじゃないおんなじ血の匂いだ」
「い、いえ。わ、私が作ったロボットです。ご主人様のご推察の通り私と同じ遺伝子の原型を用いてますが種として人間ではございません。マイクロ波で糖質を作って動いていますのでどちらかと言えば植物に近いとも言えます。この【フラスコ】内でしか生きられないとはいえ細菌レベルでの管理の末不老を実現しております。ご主人様は子供とおっしゃいましたがこの身長で成長は止まりこれ以上大きくなることはありません成人になってしまいますと老化が始まってしまうためで」
「うん…ロボットっていうけどようするに人間なんだろ~?」
むずかしいことはよくわからない
「そう…ですねロボットの本来の意味は人造人間ですからご主人様の仰るとおりですね」
「じゃあブロッコリーくうか?」キラリ
つまんで小さな花束の様なそれを手渡した
「よ、よろしいのですか?ご主人様のお食事を…」
「いいよ!食べたら俺の子分だけどな!」
!!
「そ、そのような栄誉を!!!…ただ運んできただけのロボットに与えてしまわれるのですか?!」
お、怒ってる…?ふるふると震えてるぞ…(´・ω・`)
「ぶろっこりーそんなに好きなのか?そんなに欲しければあげるよう も、桃太郎だぞ知らんかー?団子やると子分になるんだ。」
ほい
!
「ご主人様ありがとうございます!!これで私もご主人様の子分ですね!パク」
じー
「ゆみやは子分にしない」
「な、なぜですか?何でも言うこと聞きます!気に入らないところがあればすぐに直しますので!どうか!」
「ゆみやお乳大きいから子分じゃなくてお嫁さんにする!」
ゆみやはわなわなと思考停止居てしまった
変なことを言ってしまったかな
「どうだ?お嫁さんなるか?」
「わ、わたくしでよろしいのですか…?その、こんないきなりゴールにたどり着いてしまってもいいのでしょうか」
「いいよ!」ニッコリ
「ご主人様~~♡♡♡」
細っこい体を抱きとめてやると
やわらかお乳が おおちちが俺に体にくっつくんだな
おおおぉちちちが!!
お、お嫁さんなんだからえええええ えっちなことしてもいいんだもんよ
「……あ」/《ザ》
「ご主人様……?何か思い出されましたか?」
「えっちがしたい…」
「はい!いっぱいしましょう♡子供は何人欲しいですか?」
「のにできない…」
「え、ご主人様?お嫁さんにしていただけるなら何も問題はないと思います」
「お嫁さんにはいろいろあげないとエッチしてはいけないだもんよ」
ちょっと思い出した
お母ちゃんがいろいろ言ってた
「まず、指輪!」
「は、はいどのような宝石でもすぐにご用意します!!」
「白いヤツ!」
「白…ウェディングドレスですか?白無垢ですか?」
「白いの!」
「はい!」
「あと家!」
「はい!どれもすぐにご用意します!!」
む?
「ダメ、それ全部俺が用意しなきゃいけないのだ~~↓↓」
「ぁ………」
「指輪が給料の三か月分のを買わないといけないのだ…三か月もえっちできないのだ」
「そんなぁ~…あ、三か月分ということは三か月で稼ぎが無ければ買わなくても平気ですよ」
「そうなの?」
「はい、ご主人様はお給料をもらう側ではないですし、私の物はすべてご主人様の物ですからご用意したものは選んでいただければそれを婚約指輪にいたしましょう?」
む~~ん
「白いの見っけた!」
シーツ!
くんくんくん
これだ!
「ゆみやちゃんこれをこう・・・うん!お嫁さんっぽい」
「素敵!ご主人様!!あっという間に3つのうち一つの難題が解決ですね♡」
「それになこれな、俺の匂いついてるんだ『俺の女』ってかんじだろ?」
「!!」
ぎゅっとシーツのドレスを抱きしめた
「どこを探してもこれ以上のドレスはございません…あぁご主人様ぁ……」
「失礼いたします、指環をお持ちしました」
スルスルと台車を運んでくるまた小さな子供だ5人も……兄弟かな?
ゆみやちゃんはご満悦そうなのでお魚を自分でつまんで食べる
「どれどれ~ピンクのダイヤにルビーにエメラルドっと金や白金か」
「如何でしょうか?天然ものの形と色のよさそうなものを選んでおきました」
「俺の女がそんな拾った石じゃあ可哀想だ。
石ころはカットしただけじゃ心を込めたプレゼントにはならんもんよ
ごはん食べ終わったらヒヒイロカネのやつ作ってやるよ」
!
「ご主人様!いけませんッ」
はっ
お互いにびっくりしてしまった
「だめ?」(←よくわかってない)
「お命を込める秘術でしか作れない金属、【緋色金】奇蹟を現実にしてしまう秘宝中の秘宝なのですから食後の運動みたいに作らないでください私にとってはご主人様のお命こそが何よりも大事なのです…」
「そういうもんか」
「はい、……それに申し訳にくいのですが指輪は既に頂いておりまして」
「そうなの?つけてないからわからんかった」
枕元から出て…きた箱を開けて開けて厳重に保管されていたその
ヒヒイロカネはまさに屑鉄だった
「……これ?」
「はい♡もう小さくなってしまって指に嵌めることができないのですけど」
鉄釘だった
潰した釘を芯に巻き付けて丸めて磨いただけ……
一応釘の頭を四つ角削って十字のようなデザインにはなっているがいびつな釘だ
だが、紅く揺らめく炎のような朧げな影法師が見える、その奥に微かな煌きがある
これはヒヒイロカネだ
「ちょっとみしてみ」
「はい」
「これフリーサイズなんだぞ。釘の先っちょと頭くっついてないもんよ」
んぎぎぎっぎぎっぎぎっぎぎ
「ぇ?あ無理では…」
ヒヒイロカネは世の理から外れた存在であり物理的な圧力、加熱でさえ変形はしないのだ
唯一
「どや!」にっこり
製作者による再錬成のみであった
あ、ごはんさめちゃう
ゆみやちゃんはゆびわ見て喜んでるからそのままにしておこう
ばく
ばくばく
「ご、ご主人様?!」
手が汚れちゃうからちょっとそのままたべただけなんだけどびっくりさせちゃったかな
「お口の周りにご飯いっぱいついてますよ?いただきます」
ちゅっちゅ
!!(やった!ちゃーしてもらったぞ!!)
ばくばくばく
ちゅっちゅっちゅ
ごはんなくなるまで繰り返した!満足だ!
ちいさいのらがじっとみていた
「まだブロッコリー食べてなかったのか?きらいか?」
「いえ、あの…」
ちらりと視線をゆみやにやってからもぐもぐしだした
「まいか?」
「はい!」
よし!ごはん食べ終わったら冒険に出かけるぞ!(冒険だ!)
「お出かけになるのですか?まだ病み上がりなのですからご自愛くださいますよう」
立ち上がっただけで伝わったっぽい
「お家を探すんだぞ。おぉぉきいいえ見つけるんだ。そしたら結婚だぞ」(え、えっちするんだ)
「!!!すぐいきましょぉお!今行きましょう!全部更地にして新しい御殿を作りましょう!!私とご主人様の!愛!!巣を!!」
「ぉぉ、作るんのはちっと難しいかもなぁ…うーん」
道具あれば木の家は建てられる気がするけど石のとこはどうやればいいんだろう
(???)
「ご主人様?どのようなお悩みですか?どんなお悩みでもこのゆみやがお役に立って見せます!」
「お?おお、家建てるにしても建て方わかんないもんよ。どうしよう?」
「ご主人様のお手を煩わすこともないとは思いますが…お任せください!ご主人様の得意なものをご用意いたしますね!ご主人様は建てる場所をお願いいたします」
「よし!じゃあ冒険の準備だ!俺の宝箱あるか?」
「はい!ベットの下に…少し離れてください」
腰かけていた大きなベットの下には隙間がなかった
ゴゴン
ベットが下から突き上げられて真黒な部屋が飛び出した
継ぎ目が見えないのにゆみやが扉が奥へ開いた(?)金庫なら大体外に開くと思ったのだ
「こちら非常時のシェルターにもなっておりますので」
「ほうほう」
中は広々とした空間があり、だいたい体育館ぐらいあった床は木ではなく継ぎ目のない石のような
ちょっとひんやり素材だ。正面の舞台?までまっすぐ絨毯が敷いてあるが
裸足だからペタペタとひんやり床を歩くのだ
「避難所は体育館なのか?」
「いえ、ここは私のフラスコの最奥【玉座の間】でございます」
舞台の上には椅子のようなものがあった
背もたれがやたら豪華にデカイ2メートル以上ある。
俺の背より高いので一瞬椅子には見えなかった
「
ワインレッドのラインが光って重厚さを醸し出してるが何かの仕掛けがあるのかな?
勿論電飾などということはない、血が通ってるような気もする光っているから血ではない
「ありがとうございます!ご主人様に相応しい玉座ができたと!どうぞお座りください!」
「ワン!すわってやるワン」
床に尻をつけて犬のお座りポーズをして今!
今ようやく気が付いた!!
全裸であることに!!!
「ちんちんまるだしだったあああああああああああぁぁぁぁあああああ!!!!!」
(うああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!)
ダバダバダバダバダバダバ
恥ずかしさのあまり走り出した!
舞台の前を左から右に左から右に!左から右に!!
「ご、ご主人様!お気を鎮めてくださいご主人様~!」
「あああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」
右から左へ右から左へグルグルグルグル
(ご主人様のあれは喜んでるのかもしれない……)
「あああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~」
ハッハッハッハッハ、ハッハッハッハッハ、ハッハッハッハッハ
「ちんちん丸出しだった!」
「もうご主人様ったら素敵なお体なのですから堂々となさってくださいね、愛しい方のおちんちんさんを見ていいのは私だけにしたいのでお出かけになるときは仕舞ってくださいね」
「オレ様良い子だからちんちんしまう。これでいいや」
バリッメリメリメリビ―――
「あ、絨毯破いたら駄目だった?」
「ご主人様のなさることにダメなどということはありません!
その絨毯もご主人様の身に着けられるならただの布が高貴な衣となるでしょう」
「そ、そう?」
クンクンクン(これ新品だ、まいっか)
「……なにしてたんだっけ?」
「宝箱を探しに来まして玉座にお座りいただくところです。
こちらはご主人様に座っていただかないと宝箱が出てこないようにできておりますので、
後ろについている黒い
「?これ意味あるの?誰にでも開けられそう」
「剣と玉座がご主人様を覚えましたのでもう誰にも、例え作った私でも開けるとはできません」
指先や足先、感覚が伸びていくような、ずーっと奥まで伸ばせそうだけど欲しいものがすぐ見つかった
シャコ⇒
椅子の右側から意外と軽く出てきた
「あ!これこれこれ!!俺の宝箱!!」
海苔の缶である
「こん中にね!冒険に必要なものが入ってるんだ!じゃーん球技王カード!
カブトムシ!!スズメバチだ!!これは毒あるから女の子は触っちゃダメなんだぞ」
そ~っと蓋に分けていく
「あった俺の剣!しゃきーん」
工作用の小刀、それを絨毯の腰巻に挿しておく
「牛乳ビンの蓋いっぱい!それとライター!ぐっふっふこういう時のためにとっておいた俺様の全財産500円!!!キラーン」
(そしてこの車の広告の下には秘宝中の秘宝!天から賜わ(拾)った聖なる書物『おっぱい天国11月号』が!!!)
ちらっ
「どれも素晴らしい宝ですね、特にこのご主人様の乳歯は価値が計り知れないと思います」
左腕にくっついてきた
(ぉぉおっぱいの感触だぞ!ムニっと!!リアルおちちが冒険の果てにはまっているのだ!)
ぶるぶるぶる
「少しの間一人にしてくれないか、冒険の支度をするよ」(キリ
「畏まりました。必要な物があればお呼びください」
ぶおわっ
数分後オレは炎を背に旅立ちを決意したのだった
―――さらばおっぱい天国11月号
甘酸っぱい思い出をありがとう!ありがとう!!―――
「行くぞゆみや。錬金術師は炎と共に旅立つのだ」
「はい、装武様どこへなりと。」
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