第34話 8月5日(木)異世界の扉の向こう側⑪
リリカ 『聞いて下さい。あいつの攻撃パターンが読めたよ』
ミキティ『えー、もう見破ったんですか?』
リリカ 『あいつは2体以上の
ない。しかも召喚する時は必ず左手の杖を床に叩きつける。右手を動か
す時は呪文よ』
ショータ『じゃあ、集団を攻撃できる呪文は逆効果だな』
リリカ 『残りのモンスターが2体になった時点でミキティとショータが1体ずつ
引き付け、決して倒さない事。その間にまどかが冥王に接近して杖を壊
せば
まどか 『6体の
リリカ 『
ショータ『頼みます』
リリカ 『2体になった時点で私はまどかと一緒にボスの所へ行って呪文で攻撃す
るから、あとはうまくやってね』
ミキティ『りょーかい』
ショータ『OK』
「美紀、残り2体になったから突っ込むぞ!」
「あいよー」
「多分、あいつに接近したら僕たちを呪文で直接攻撃するぞ。
「大丈夫だ。魔法への耐性は結構高いぞ」
「左手以外は狙うな。杖が無ければ4対1で戦えるようになる!」
「任せろ!光に弱いからギガブレークあるのみ!!」
「それは駄目だ!
「それならフェニックスの舞で一気に勝負だあ!」
”冥王は凍てついた波動を使った”
「はあ?ここで凍てついた波動だとお!しかも右手の呪文と左手の直接攻撃の2段攻撃の上に次の動作までの間隔が早すぎる!これじゃあチャージが長い技はリスクが大きすぎて危険だ!」
「美紀、チャージがない技を使うんだ。僕もチャージが無い呪文で攻める」
「仕方ない、ファルコン斬りを連発だあ!」
“まどかのファルコン斬り 会心の一撃! 冥王は左手を失った”
ミキティ『やりましたね』
ショータ『これで退屈な時間も終わりだ』
「おっしゃあ、これで4対1になるぞ」
「これで2段攻撃はなくなった。チャージできるようになるぞ」
「フェニックスの舞で勝負だ。これなら勝ったも同然だあ!」
「美紀、油断するな。あいつはまだ
“冥王は
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