中途半端な自分の感性。勉強編

@Hyohyoii

第1話 自己否定的な個人主義の自分。

去年の春、思いを新たにする覚悟で、中学3年の人生を開拓した。中2までゲームに明け暮れていたので、これから頑張ろうと思っていた。しかし、幾つかの困難が私を襲う。まず、クラスである。人が悪い人ばかりなのである。例えば、授業中先生に対し異常に絡んだり、教室内で鬼ごっこをしたりする。だがこれでも進学校なのだ。なんてはしたないのか、私は恥ずかしくてならない。高校受験をしなくていいという余裕が、私の視野的範囲だけでもこんなに見られるなんて。だから、受験期の間は学力の差が一気に広まる。スタートダッシュを切るのは早いが足が遅いのだ。人間の集団的心理なのか、そういうのを見てると余計勉強する気をなくす。あいにく、私のクラスには勉強熱心な人は少なく、また、先生に淡々と質問するみたいなタイプの人達なので私には合わない。私の場合、やるだけやるも、なんでこんな簡単な問題に悩むのかと思って呆れる。そして勉強をしないサイクルへと向かう。一応小さい頃は自発的に勉強していたらしいので、おそらくそれのお陰である。後は親の遺伝子。次。一般のひとと自然な会話ができないと言うことだ。なんと言うか、『テストヤバい~。』とかを、テスト直前に周りの人に言う人は嫌いだということだ。それだったらその時間勉強しろと思ってしまう。そういうちまちましたところが少なければいいのだが、多いのだ。そう感じることが。だから私の周りは人があまりこない。容姿や趣味など単純な理由ではないのだ。人間の根本的な感受性の話なのである。

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