第2話 俺の趣味。自分の在り方。

色々考えていると「いってきます!」と下から聞こえた。「そうか、紗香は学校だもんな.....」と言った後、父親に呼ばれてリビングに行った。

「時雄、1週間以内に学校に行け!どんな事情があろうと学校にはいけ!お前の将来が心配なんだ!」と言われた。「行かなかったら働かせるからな!」と言われた。

俺はなにも言えず部屋に戻った。ベッドに横になり、そのまま寝た。

目が覚めたので起き上がり時計を探した。「もう、15時か早いな。」と言って俺はトイレに行った。リビングに行きテーブルを確認した。

両親は共働きなので、いつも帰りが遅いことが多い、大体飯は置いてある、休日は母親が作って俺を呼んで2人で食べていた。今日は帰りが遅いらしい、俺の分の昼食と2人分の晩飯が置いてある。もうお昼は過ぎたけど寝ていたので、今食べた。食べ終わり食器を下げたとき、ドアの開いた音がした。「ただいま!」と紗香は言ってリビングに来た。「お帰り。」と俺は言った。「とき兄、今日学校いった?」と聞かれ俺は「行ってない、いや行けない。」と答えた、そしたら紗香は申し訳なさそうに「ごめん、だよね、辛かったんでしょ、ママから聞いたよ....」と言ってきた。俺はなにも言わず部屋に戻った。

部屋に戻ってパソコンをいじっていたら紗香がノックして俺の部屋に入ってきた。俺の部屋を見渡し、ベッドに座った。それでこう言った。「小さい子のフィギュアとか本とか多いね、そういうの好きなんだ。」と言われ、俺は言った「悪いか?いや、キモいか....こんな兄貴でごめんな、怖いだろ....」と言うと紗香は「私は人の趣味は笑わないよ!さっき聞いたのだってとき兄のこともっと知りたくて....」と紗香は言った。「受け入れてくれるのか?世間でいうロリコンってやつだぞ?お前だって狙っちゃうかも....」と勢いで言ってしまった。紗香は「受け入れるよ、だって私はとき兄が好きなんだもん!」と言うと顔を赤くした。俺は兄貴としてだと思い「そっか、ありがとう!」と言って泣きながら抱きしめた。俺を受け入れてくれる人が自分の妹であることが物凄く嬉しかった。俺はなんか生きていける気がした。紗香になら全部言える気がした。俺はその時強く思い抱きしめた。

紗香は笑顔で「どういたしまして。」と言った。

 俺はここ最近最も幸せだと思った。紗香が妹であることが何よりも嬉しかった。俺はまだなにも気付いてなかった、これから起こる出来事も。

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妹ってなんなんだ??? おさるさま。 @osarusamaBA7

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