元プロ野球選手

50歳代前半

元・大洋ホエールズ?

の1軍選手…だった…らしい… 

バツ3


このお客様超いい顔している

とってもイケメン

だが…


気難しい

高飛車

エベレスト級のプライド

マジ嫌な奴


名前はS

前の章に書いた

タマタマぱっくん男の知り合いだ

たまに一緒に3~4人でご来店する


今は不動産業をしているらしく

半分ヤクザ


そしてこの日

「サインしてやるよ!」

「色紙だしな!」


(突然言われてもね~し)


「俺滅多にサインしないから早くしろよ」

(た…頼んでないし)


ママ超早ちょっぱや 買いに行く


ってか…私達…

あんたの事…知らないんですけどぉ

息を切らしてママが帰って来た

つかさず色紙にサイン

色紙を見ると…


訳のわからない名前

何て書いてあるのか読めやしない

まっサインなんてみんなそうだけどね!


名前の横に…書いてある球団名


大洋ホールズ?

ホールズ?

のど飴かよっ!!

自分の球団名間違えるなんてあり得ない!


これはタマタマぱっくん男に聞いた話しだが

S は夜の繁華街でもかなりの有名人らしい

街を歩いているだけで

各店のキャッチ達が直立不動で頭を下げる


とあるキャバクラに入った時の事…

Sがタマタマぱっくん男とソファーに座ると

5人位の女の子が一斉に S のテーブルにつく


その中の1人の子のストッキングが少し伝線していたのに気がついた S

財布から一万円を取り出すと


「ストッキングを買って今すぐ履き替えろ」


女の子は急いで履き替えに行き S にお釣を渡しながら謝る


S は

「釣りはいらない!

お前にやる」

「その変わり…二度と俺の席につくんじゃねぇ」


半泣き状態で謝る女の子

しかし…追い討ちをかける S


「俺の前でだらしがない格好をする様な奴はいらないさっさと……失せろ!」


そこに一緒についてた先輩の女の子が割り込んできた…

「すみません許してあげて下さいませんか、もう二度とこんな事がない様にしますから」


これがまた気に入らないらしく

俺に説教しやがった

と 怒り狂いながら

その子に土下座をさせ


さらに全く関係のない

隣りでオロオロしながら見ていたタマタマぱっくん男の顔に

自分が吸っていた煙草を

こすり付けて消したらしい


この話しを聞いた

ママ

キャサリン

NaNa

怒りまくったのは言うまでもありません


ってか

その店はかなり躾が厳しい高級キャバクラなんだろうね

うちの店でそんな事したら

まず キャサリンがブチ切れし

最後にママがブチ切れ


乱闘だな(笑)


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る