夾竹桃

ささのは

私は貴方の…。


貴方は私の言う事ならなんだってする。

私が貴方の不幸を望めば自分の不幸すら幸せだという。


「私のせいで壊れていく貴方が好き」

そんな酷い言葉にすら笑ってみせる。

その笑顔には自虐などは微塵もなくいつも私の心を抉る。


「君にとって僕は何?」と貴方はよく口にする。


私は貴方の…

貴方は私の…???


「わからないわ」


「そう、残念です。」


そういうと初めて貴方は自虐的な笑みを浮かべた。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

夾竹桃 ささのは @Ssnh_33

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る