第3話 ディエフの街
村の端に立ったミコは小さく息をついた。ショルダーバッグから師にもらったセントリアまでの地図を取り出し眺める。師匠お手製だというノート式のそれにはミコが迷うことを見越してか、全体図だけでなくだけでなく泊まるべき宿の名前まで書いてある。とてもありがたいことだ。
「えっと、まずは始まりの森を……」
後ろにアルペールへの道があることを確認し、地図を回転させる。暫くにらめっこ。とにかく森の中で迷子になるわけにはいかなかった。木々の生い茂る森はどうにも侵入者を排除するような暗さがある。まるで迷い込んだら外に出してもらえような禍々しさを携え、全てを飲み込むように大きく口をぽっかりと開けている。
大きく口を開けた黒い怪物にごくりと飲み込まれる。そんな自身の想像にミコはゾクっと背筋を凍らせた。
なるべく足を止めることなく一気に駆け抜けてしまいたい。ミコは地図を眺め念入りに確認をする。森の中で立ち止まり地図を開くなどしたくなかった。目印なんてないだろう。そんな中地図を広げたら自分がより混乱することは明らかだ。
師はセレアークに入るまで十日は掛かると言った。師が旅をしていたときよりも交通の便がいいとは言え、念には念をということなのだろう。十日を見ておけば少しの余裕はあるだろうとも言っていた。
「別れ道を、右に……」
思わず独りでに声を出してしまう。音がない、自分の知らない音ばかりというのは不安なものだ。それに気付かないふりをして、自分の声で掻き消そうと少しばかり大きな声を出す。
しかし自分の口から出た言葉は予想以上に震えていてより恐怖を煽っただけだった。
ゆっくりと、一歩を踏み出す。
自分の呼吸が緊張で早くなっていくのを感じる。
しかしいざ入った森の中は予想以上に明るく感じた。それでも時折吹く風に揺れる葉の音はミコの恐怖を煽り、小さく聞こえる鳥の囀りも帰れぬ道へと誘う囁きのようで恐怖を感じる。
震える足で上手く歩くことが出来ない。いつもの一歩よりも小さな一歩はこれ以上ないくらい頼りがいがない。
今すぐ踵を返しサクレイドへと逃げ帰りたくなる。神聖なあそこは何者の侵入も許さない聖域だ。
『出会いがお前を変えるよ』
師の声を思い出す。
変わるべきなのだろうか。
臆病でいつも誰かの後ろに隠れていたくて、師に守ってもらって、傷つくことなく傷つけることもなく、ただひっそりと暮らしていきたい。そう願っていた。
そんな自分が変われるのだろうか。
ミコはぎゅっと唇を噛み締めた。
変われるか、変わりたいのか、分からない。
でももう後戻りをする場所もないのだ。
ミコは溢れそうになる涙を拭いトランクを持つ手に力を入れ森の中を歩く。
黒に飲まれる気分だ。
はじまりの森はミコが想像しているよりも小さなものだったらしい。
十分ほど歩くと地図に示された分かれ道へと到着した。あれだけ森に入る前に復唱し覚えたというのに、そこには道順を示した看板が立っていて拍子抜けしてしまう。
ミコは確認の意を込めて看板に指を這わせる。
木で出来た看板に文字を掘り、そこにインクを流しているのだろうか。年季が入っており少しばかり読みにくいが確かにそこにはミコが目指す街の名がある。
正面には獣道と呼ぶのが相応しいほどのより深い森が広がり左手に行けばノアの通っている隣街「シシン」が、右手に行けばミコがこれから向かおうとしている最初の街「ディエフ」へ辿り着く。
ミコは小さく息を吸うと右手へと身体を向け歩き出す。
トランクを片手に、もう片方の手はフードが取れないようにと必死に合わせ目を押さえつけ、先へと進む。
今は何時くらいだろうか。昼食後発ったことを考えれば十四時くらいだろうか。早ければ夕方くらいには着けるだろうと言った師の言葉を思い出す。多分きっと、ディエフはすぐそこだ。
ディエフに着けば列車がある。列車にさえ乗ることが出来ればあとは気をつけるのは乗り換えのみ。すなわち着いたも同然だ。
ここ、アニマスの列車は主要都市をジグザグに結んでいる。
地図の上向きを北として、ミコの村でドラゴンの顔と比喩されているアニマスを縦半分に分ける。左側にある主要都市は二市、これからミコが向かうディエフとシャートルだ。右側にある主要都市も同じく二市、セルゲとブガイだ。そしてシャートルとブガイの二市と隣接するようにあるのがアニマスの首都、ベルグスだ。そのベルグスを経て王都セントリアへ入ることが出来る。
アニマスの列車の最端の駅はディエフとセルゲだ。
ディエフを出発した列車は地図上の斜め右下へと進みブガイへと着く。そしてブガイを出て西ベルグスへと向かう。
一方セルゲを始発とする列車はシャートルを経由し東ベルグスへと向かう。
右、左、右、もしくは左、右、左とジグザグに横断し列車は主要都市と首都を繋いでいる。
外部からの侵攻を良しとしないアニマスは、その身を守るため列車の本数は極端に少ない。師が旅をしていたときは一日に一本あるかないかだと言っていた。
その上出発日は奇数日は地図上右ルート、偶数日は左ルートのように決められている。
これからミコが向かうのは、本日が偶数日のため左ルートということになる。
これからミコの向かうディエフも東西に広がる大きな街だ。森を抜けた先のディエフを西に向かえば街の端から森になっており、その先には広大な湖があると聞く。
その湖には月に関わる伝説があり、月の力を占術に利用するミコとしては、一度でいいから満月の光を浴びたその湖水を聖水として利用したいものである。
ミコの占術に聖水は欠かせない。聖水に浮かべた葉と実の露で占うからだ。
トランクに入っているとはいえ、非力故に少なく感じ瓶に入れられたそれだけでは心許ない。
試験中に補充できるかもわからない。また、どれだけの試験なのかもわからない。そう考えると占術道具は多くて邪魔ということはないだろう。
薄暗い森を抜けると開けた通りへ出た。
突然の明暗の差にめまいを覚える。疲労も手伝いその場に崩れ落ちそうになるのをなんとか堪える。
目の前に広がるのは広大な草原と、ただひたすら先に伸びている道。それなりに舗装はされているのか、森の中よりは歩きやすそうだ。
そして何より明るい。
森の出口にはディエフまであと五kmという看板が立っている。それを見てミコはついにへなへなとその場に座り込んだ。
そういえばいつの間にか息が上がっている。短い呼吸を深呼吸で整える。足が既に棒のようだ。
そんなに長く歩いたつもりはなかったが、普段小さな村を散歩するくらいしか歩いていなかったミコにとって慣れない道の歩行、そして緊張はより疲労を強くさせた。
五kmというのはどれくらいなのだろうか。自分の足であとどのくらいの時間、歩けばいいのだろうか。
立ち上がろうにもそんな気力はない。疲れた。歩きたくない。思えば思うほど涙が出そうになる。
森を抜けられただけでも十分頑張ったではないか。
そう魔が差すもミコは足に力を入れ、立ち上がった。
王子専属の占術師にならなければミコにはもう居場所がないのだ。
帰る場所はないが行くべき場所はある。推薦状は師からの最後のプレゼントだ。
ならば、ダメで元々。挑戦しなければ。
既に重いその足を一歩、前に踏み出した時だ。
ミコの横を白い何かが走り抜けた。その白い何かはミコの数歩先で立ち止まると、ミコを振り返る。
手を伸ばせば触れられそうな距離で、銀色にも見える白い毛は美しく、そして青い瞳がじっとミコを見つめる。銀色の、狐だ。
時が止まったようだった。数秒か、それとももっと長い時間だろうか、狐から目が離せない。
なにかを見据えるように、なにか挑発するように、狐はミコを見つめる。
まるでなにかに引き寄せられるかのように狐へと手を伸ばした。
瞬間、遠くで木々が揺れる。指先が狐に触れる直前、強い風が吹き思わずミコは目を瞑ってしまった。
次に目を開けたとき、すでに狐の姿はなかった。
まるで白昼夢のように、何も残さず。
ミコは首を傾げるも、頭を振り気合を入れ直し先を目指す。
先程まで感じていた疲労は既になく、森を抜ける前よりも軽くなった身体でミコはひたすらディエフを目指した。
ディエフへと着いたのは太陽が沈みかかり、辺りを真っ赤に染める頃だった。
「ディエフ」とシンプルに書かれた奥行のある門の先、人々の気配がする。夜も近いからか活気立つ声が聞こえるのはきっと、市場だろう。
開け放たれた門を潜り、ミコは目を見開いた。
夜を見越してか既に街には灯が灯されていた。門を入ってすぐ目の前に現れたのはミコが予想した通り市場だった。
市場はずらりと一本道に並んでおり、両脇に出店が所狭しと並んでいる。
それなりに大きな街とは聞いていたが、ここまで活気に溢れているとは思わなかったミコは思わず圧倒される。
たくさんの店があるからか、人々は大きな声で客寄せをする。
「旅人のねーちゃん!腹減ってねぇか?」
「ねーちゃん果物は好きか?新鮮なのがたくさんあるぞ!」
ミコも例外ではなく四方から声を掛けられ思わず身体が震える。こんなにたくさんの人を見たことすらないのだ。
ミコは小さく首を振ると身体を隠すようにしてフードをより深く被る。
とにかく駅を探さなければ。疲労からか、幸福なことに空腹は感じていなかった。きょろりと視線を巡らせるも街の案内図などは見当たらない。誰かに聞くという手もあったがこれだけ人が多いと誰に声を掛けていいかさえ分からない。
市場から外れ細い裏路地に身を隠したミコはそこでホッと息をついた。
ショルダーから地図を取り出す。落ちきっていない陽のおかげで幸い手元を見るには問題がない。
「えっと……ディエフは、」
師、お手製の地図はとてもわかりやすい。ミコの性格を見越してのことだろう。助言も含めたそれは有難いものだった。
しかしディエフと書かれた項目に目を通し、ミコは思わず絶句する。
「なに、これ……」
そこに描かれていたのはディエフの大まかな形と、森を抜けた先の門の向こう側に市場があるだけでそれ以外は師の文字で「必要ないので書きませんでした」と書かれていた。
地図を持つミコの指先がかたかたと震える。
これではどうしたらいいか、この先どうするべきなのか、それさえ分からない。どこを目指せば良いのだろうか。
こうなればもう聞くしかないと、裏路地から市場へと顔を出し通りすがる人に声をかけようとする。
「あ、あの……」
まずは一人。
「あの、」
二人。
ミコの声が小さいせいか、なかなかそれに気付いて立ち止まる人はいない。その度に伸ばしかけた手を何度も引っ込める。
「だれか……」
それでも口から紡がれるのは弱々しい声ばかりだった。
「……お師匠様」
そう、呼んでも助けてくれるわけがない。
「ノアくん、」
その名を呼べばいつだって駆けつけてくれた、そんな人はもういないのだ。
それを実感し、じわりと目元に浮かんだ涙がこぼれ落ちそうになったとき。
「あんた、さっきから何してんだい?」
問われた声に振り返る。そこには茶色い髪をお団子に結ったの三十代程の女性が立っていた。
「ちょっと、何泣いてるのさ。いきなり声掛けて驚かせちゃったかい?」
潤んだ瞳に慌て問う女性にミコは「いえ」と小さく答え首を振る。
「まさかアンタ……」
ミコの姿を吟味するように眺めたその女性は周りにサッと視線を巡らせるとミコの手を引いた。
「え、あの、」
驚いたミコは足に力を入れその場で踏ん張るも、見た目よりも強い女性の力に叶わずそのまま引き摺られるようにして裏道を進む。
「あ、あの……!」
その声はほぼ叫び声に近かった。恐怖と焦燥。それらが混ざりあった声。女性は「大きな声を出すと目立つよ」と諭すように言うとミコの背を押すようにして近場の家へと押し込んだ。
そこは食事処なのだろうか。押し入れられたドアからは来客を告げるチリンとベルのような音がした。室内はそれなりに広いはずだが、そこには所狭しとテーブルと椅子が並べてある。
夕飯時の仕込みの時間だったのかほんのりと温かみを帯びた良い香りもする。
背中を押されよろけたミコはそのままテーブルへと手を付き涙目で振り返る。
「な、なんですか……」
震える声はこれ以上ないくらいに小さかった。女性はその声が聞こえたのか聞こえなかったのか、ただ淡々と告げる。
「フードを取りな」
言われミコはふるふると首を左右に振る。フードの併せ目を必死に抑え、抵抗をすれば彼女は呆れたように息をつく。
「乱暴するつもりはないよ。アンタ、あの子の知り合いだろ?」
「あの子……?」
「いいよ。私は味方だから誤魔化さなくて……それよりあの子は今どこにいるんだい?」
「あの子って……」
きょとんと首を傾げるミコにその女性は目を見張ると無理矢理ミコのフードを剥いだ。
「……アンタ、黒猫族じゃなかったのかい?」
「黒猫族?」
女性の言葉を復唱する。そんなミコに女性は深く息をつくとすぐ近くにあった椅子へと力が抜けたように座り込んだ。
「いや、いい。なんでもないさ」
女性は額に手を当てると「悪かったね」とミコに告げた。
「アンタがフードを被って人目を気にしているようだったからてっきり……すっかり冷静さを欠いていたようだね」
再度謝罪を述べるその人にミコはフードを被り直すとぶんぶんと首を左右に振った。
「旅人かい?」
「あ、あの!」
思いもよらない出会いにこれはまさにチャンスだと、それを逃すまいと必死に言葉を紡ぐ。
「え、駅は……どこですか……!」
「は?」
「え、駅……!私、ベルグスに行きたいんです!」
ミコの必死の問いにその女性は驚いたように目を見張ると次いでフッと吹き出した。
「駅?駅自体少し離れているからねぇ。まず大通りで馬車を拾うだろ?その馬車に揺られてまぁ、二時間くらいってところかねぇ。ほら、このディエフは東西に長いから。ここは西側。駅は東側さ」
「あ、ありがとうございます!」
ミコは慌てて足元に置いたトランクを手にすると急ぎその場を後にしようとする。
「待ちな!」
背後からの強い声にミコはびくりと身体を震わせて固まった。
「今から行っても列車には乗れないよ。なんせあそこは偶数日の正午しか列車が出ないからね」
「えっ」
師の話では一日一本程度ということだった。しかしそれは昔の話。今となっては一日に数本くらいはあるだろう、とそう思いここへ来たのだ。
ミコは「失礼します」頭を下げるとその場で慌ててショルダーバッグへと手を入れる。
今日は偶数日だから。そんな理由でディエフを経由することは自分で決めた。その上今日だけで行けるところまで行ってしまおうと思っていたせいで、ディエフに滞在することは考えていなかった。
改めて地図を見る。
師からのアドバイスが載った地図もディエフで泊まる宿については書いていない。それを勝手にディエフは通過点である故と解釈してしまったのだ。
地図を見て理解する。師の書き込みが詳しいのは左回りについてだった。
しかしミコは初めのページの地図だけ見て右回りで出発をしてしまったのだ。
師は余裕を持って奇数日に電車に乗れるように逆回りを指定したのにも関わらず、だ。
きちんと全てのページに目を通していれば免れることができたのに。
「どうしよう……」
パッと地図から顔をあげれば窓から差し込む光が橙色に変わっている。
「こ、ここからセルゲまではどれくらいですか」
「セルゲかい?直通はないからねぇ……一度森へ戻ってシシンを通ってセルゲ方面へ向かうしかないんだ。だからもしアンタが列車に乗りたいのであれば明後日の列車を待つ方が速いと思うよ。どの道もう夕刻だ。いくら動物と人が共存するアニマスだからって夜の森は危険だから動かない方がいい」
「そんな……」
ミコは唇を噛み締めた。自分の愚かさを改めて痛感した。よく考えれば分かることだった。
地図をよく見ていれば師が指定した宿は全てセルゲとシャートルのものだということにも気づけたはずだ。
「交通の便の悪さがアニマスの特徴だからね」
「……」
ミコはもうその言葉に返事をする余裕すらなかった。ここで今日を含め二日は足止めをされてしまう。
「……アンタ、旅人じゃないね」
「えっ?」
「旅人ならもっと時間に余裕があるものさ」
「……はい」
「それでも今日、明日に出来ることなんてないよ。それよりもアンタが考えるべきは今日、これからのことだ」
その言葉にミコは目を瞬かせその人を見つめる。
「これから?」
「あぁ。今日、明日とどこか泊まるあてはあるのかい?」
「あ……」
ミコはその言葉に目眩を覚えた。指先が震える。
どこを目指せばいいのか。二日間、泊まる場所を確保しなくては。
「うちに泊まるかい?」
「えっ」
思わぬ申し出にミコは顔を上げその女性を凝視する。
「い、いいんですか……?」
初めて会った人に、どうしてこんなにも良くしてくれるのか。そんな疑問を込めて彼女を見つめると、そんな視線に気づいたのか彼女は苦笑を漏らす。
「いいんだよ。ここは食堂兼宿屋みたいなもんだしね。……アンタ見てるとね、私が救えなかった子を思い出すんだ」
「救えなかった、子……?」
それは彼女が最初に探していたとき、ミコと勘違いをした「黒猫族のあの子」のことだろうか。
「ちゃんと逃げてればいいんだけどね」
そう独り言のように呟くも、その表情が想像以上に辛そうでミコは思わず息を飲んだ。
『縁を紡ぎなさい』
それは師の最大の教えだった。ミコが占術を拒んだとき、師はよくそう言った。
『占術で視える拒みたい未来も、縁によって覆ることがあるかもしれないよ』
この人は知らない人で、初めて会う人で。ゼロからの関係を紡ぐことはミコにとってはなによりも怖いことであった。
この人がどんな人かまだよく分からない。それでも先の表情を見て恐怖は薄れていた。
あんな表情をする人が、優しくないはずがない。
これもひとつの縁だろう。右も左もわからないミコの元に舞い込んだ奇跡だ。
ならばこの縁をより深くするために、この人のためになにか出来ないものだろうか、ミコはそう考えた。
「アンタ、名前は?」
「あ……ミコ、です」
「私はオーサ。よろしくね」
オーサの満面の笑みを見てミコはやはり、心底安堵を覚えたのだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます