第41話 帰り道で!

地元の駅に着き

会社に徒歩で出勤する。


「社長 おはようございます。

無事に引っ越しも終わり 

リフレッシュも できました。

ありがとうございました。

これ お土産です。みなさんで

どうぞ。」


「おはよう!引っ越し大変だったな。お土産まで ありがとう。

通勤 大丈夫か?」


「ハイ 今のところは♪」


「それなら よかった♪

今日もよろしくない♪」


ふと お世話になった

警備員さんを思い出した。


仕事が早めに終わり新幹線に乗り

東京駅に着き 颯大そうたに電話した。


「東京に着いたとこだから

今から帰るからね。」


「おつかれさま~♪気をつけてな」


歩いてると…


「ももちゃ~ん」


誰かが呼んでいる。

振り向くと


キズナのメンバーの

しんだった。

帽子とサングラスとマスクをしてた。


「あっ しんちゃん

こんにちは。今日はオフだもんね。」


歩きながら


「うん ももちゃんは仕事帰り?」


「そうだよ。」


「おつかれさま。」


「これからどうするの?」


「ゆかと待ち合わせなんだ。」


「そうなんだ。ゆかによろしくね♪」


「言っておくわ♪それじゃ帰り道 

気をつけてや♪ 」


しんちゃんと別れ 

自宅近くの公園を歩いてたらと

また誰かの呼ぶ声が、聞こえた。


振り向くと

サングラスをかけた大きい男性


サングラスを外して


「こんにちは。久しぶりやね。

一人なの?」


じゆんさんか…

こんにちは。久しぶりです。一人ですよ。じゅんさんは?」


歩きながら


「俺は仕事終わってブラブラ

してたんや。そっちも仕事帰り?」


「おつかれさま。私も仕事帰りです。」


「おつかれさん。敬語やめていいで。俺もタメ口だから(笑)」


「わかった。(笑)」


バンド演奏でドラムを

間違ってしまった事や

メンバーの面白い話しなど 

色々と話してくれて 

楽しく歩いてたら

じゅんさんが 

話しをやめ 立ち止まった。


「どうしたの?」


「あのさ…」と言った後…


抱きついてきた!


「ちょっと…離して!!」


腕をどけようとしても離れない!


キスしてきそうになった瞬間!


じゅん!!

なにしてんねん!!」


血相を変えて走ってきた颯大そうた


「おら! 離れろや!!」


じゅんの腕を力強く 

振り払い

ももを抱き寄せて

じゅんに平手打ちした颯大そうた


「おまえ!!サイテーな奴だな!!」


そこへ、偶然通りかかったしょうが 近づいてきた。


颯大そうた!血相変えて

どうしたん?」


「こいつが、ももちゃんに抱きついて キスしそうになったんや!」


「ほんまか!じゅん!!!

駄目だろう!

颯大そうたとももさんに謝れ!!」


颯大そうた、奥さんごめんな

話してたら我慢できなかった。」 


「本当に悪かった…ゴメン。」


「…………」


何も言わず…


「大丈夫か?帰ろうな…

しょうちゃん…ありがとう。」


体が震えてる ももの肩を

抱き寄せて帰っていった…


颯大そうた。凄い怒ってるで!

なんでや?奥さんに手をだしたら

あかんって言うてたやろ?」


いさむたけし隼人はやとにも話したよな!人の女には手はださんって約束したろ?」


しょうちゃん 

ごめんな…俺…

颯大そうたが羨ましかったんや。それで…つい…」


「そうか…帰ろうや…」


公園をあとにした…


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る