第33話 スローライフ…眠れない

しんちゃんが出入り口の

葉を重ねて空気が入るように直してくれた。


「ももちゃんはそっちで寝てや。

俺こっちで眠るからな。」


「うん、ありがとう。おやすみなさい。お疲れ様でした。」 


寝袋に入ってすぐに眠りに

ついた。


しんも寝袋にはいって

寝ようとしたがなかなか眠れず

ももの寝顔を見た。


(ん?俺 なにやってんねんやろ

ももちゃんは颯大そうたの奥さんだし…駄目だぞ!俺…)と言いきかせた。


それでも眠れずにいたから

隣の洞窟どうくつに行き


颯大そうた。寝た?」と

小声で呼ぶしん


「いや。なかなか寝られへん。

ゆかちゃんは爆睡やけど。」


「ももちゃんも眠った。

疲れたんやろな。外で話さん?」


「ええよ。」


外の岩場に座った。


「なぁ~ 無事に1日目が終わったな。どうやった?。」


「くじのときは心の中は緊張してた。誰となるんかな?と思って。

でもしんでよかったわ。」


「これがしょう

俺以外のメンバーとだったら

警戒し続けてるよな。」


「そやな。言うの忘れてたわ。

ももちゃんな。寝言が凄いよ(笑)」


「え~?どんな寝言?。」


「こないだはな。オレンジ、オレンジ…ちょっと~って言うてたで。(笑)」


「で、起きたときに聞いたらな、

俺が果物のオレンジになって

笑いながら飛びはねてた

夢だったって。

夢の中の俺って思ったわ(笑)」


「おもろいな~(笑)」


「そっちで寝られるか?

寝るときは変わろうか?」


「俺もしんも寝ないと

あかんから。」


「きっと寝られへんから

変わってくれるか?

でも…夜の仕事はしないでや(笑)」


「何考えてるねん。こんなとこではしないわ(笑)じゃなおやすみ。」


「うん ありがとう。お休み。」 


ゆかが寝てる洞窟にはいって

離れて寝袋にはいって眠りについた。


颯大そうたが洞窟にはいると…


「ん?颯大そうた

どうしてここに?」


ももがボーとしながら聞いてきた。


しんちゃんがな…

眠れないって言って

変わってあげたんだ。」


「そう。」


と 言うとすぐに寝てしまった。


颯大そうたも ももの隣で寝袋にはいってすぐに眠りについた。


    

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