絆

第2話 プロポーズ

しばらくして公園が見えてきた♪

駐車場に車を停め、

お弁当を持って車を降りた♪

「緑が綺麗やね～♪弁当持つよ。

食べるの楽しみ♪」

「ありがとう。天気もいいし

森林浴に　最高♪」

「公園の中　散歩しような♪」

手を繋いできた♪

「木漏れ日が癒いやされるな～。

写真撮ろう♪」

「うん。」

緑をバックにツーショットを

撮った♪

隆（りゅう）ちゃんが

優しく抱きしめてきて…

「俺、幸せ♪」

耳元でささやく。

「私も♪」

散歩をしながら風景と空を

カメラで撮影した。

「向こうに行こうか♪」

手を繋いできた。

（グゥ～…）

「今　腹、鳴ったな。

あっちで弁当食べよな」

「うん　お腹空いた（笑）」

しばらく歩くと景色が良い場所を

見つけた。

「うわ～景色が最高やね～♪

ここで食べよう♪」

「うん　本当に綺麗だね～♪」

レジャーシートを敷いて座って

手をふいてお弁当をあけた♪

「めっちゃうまそうやな～♪♪

いただきま～す♪ん～美味しい～♪俺の好物　こんなに作って

くれたんや～♪」

満面の笑顔で　美味しそうに食べる隆（りゅう）ちゃんを　

デジカメで激写！

「やめろや～♪」と言いつつ

笑顔の隆（りゅう）ちゃん。

お昼を食べ終わって…

「もっと　こっちにおいで。」

隆（りゅう）ちゃんが

私を抱き寄せた。

「景色が綺麗で気持ちがいいな～♪もも♪大好きだよ♪」

「私も　隆（りゅう）ちゃんの事、大好き♪」

隆（りゅう）ちゃんが胸ポケットから封筒を取り出し私にくれた。

1枚の紙が入ってたから見てみると婚姻届だった。

保証人の欄には隆（りゅう）ちゃんの両親の名前が記入されていた。

「これからもずっと傍（そば）にいたい。結婚して下さい。」

「嬉しい♪♪

私も、隆（りゅう）ちゃんの傍（そば）にいたいと思ってたよ。

こちらこそよろしくお願いします。」

涙が溢れだした…

「ほんまありがとう。幸せにするし、ずっと守ってやるからな。」

優しく抱きしめてきて

キスしてきた…

「やっと言えた♪

親父もお袋も喜んでたよ。」

車に戻り　荷物を後部座席に

積んだら

「今度は俺が運転するよ♪」

「お願いします。はい鍵。」

車のエンジンをかけ　公園を後にした。