第47話 月曜日の憂鬱と欲動と

 番外編です

 なんかうまいこと行っているときは、ある程度思い通りにことが進みますよね


 当たり前か

 でもこの”当たり前”が、そうてなくなる理屈とか、それを回避する方程式があるのなら、だれもスランプに陥らないし、誰も気分転換にタバコを吸ったり、酒を飲んだりしないでしょうね


 嗚呼、別に何があったというわけではなく、逆に何もないから、何もないのに、変わってないのに、良くない”流れ”で2択で続けてハズレを引くみたいな状態


 めげるよね

 で、上手くいっているときはめげないのよね


 だから、陥っちゃった時っていうのは、原因がわからない分、戻る方法がわからない

 でも、だいたい時間が解決してくれるんですけどね


 だから時間をくださいな


 でも、そういうときほど、時間が思うように取れない


 ありますよね


 でも、大丈夫――自分で解決しなくても、自分が解決してくれるから

 僕は知っている


 解決しようと必死で考えて行動する自分と、そんな僕を陰で支えて、裏で暗躍し、企て、僕の知らないところで解決する自分


 それを心理学の世界では潜在意識とかペルソナとかシャドウとか言うそうですが、人は必ず多面性を持っていると思うんですよね


 多面体ですかね

 これには正面(一般的社会性をもった人格)と近しい人、敵対する人、趣味の会う人会わない人、考え方が会う人会わない人、感性が会う人会わない人


 その場合、その場合によって、人は多面的人格を使い分けるわけですが、それは全く正しい、ぜんぜん正しいのです


 正しさとはすべてを救う方法でも、魔法でもありません


 ときに正しさは人を傷つけ、命をも奪います


 人は正しさによって自分の命を守ることで、他者を傷つけることの罪の意識を拭い、和らげるのです


 おっと、そういう人は本来悪であるという話ではないです


 人は善である でもないです


 人はエロである


 今の僕はうっかりするとエロを正当化するために、この場を使って僕のエロさなど、取るに足らない些細なことで、見逃してくれよ~ と逃げ失せる程度のことだという言い訳に終始しそうでしたので・・・自慰、モトイ! 自粛しました


 人恋しくて、さみしくて、昔のことや、もしあのとき、ああしていれば、とかそういう女々しいことをあれこれ考えちゃうような日が、そう、春にはあるのかもしれませんね


 春うらら 月華の君に 恋歌を

 届けて舞うは 胡蝶の夢か


 では、また次回

 虚実交えて問わず語り

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