ダニ
私?
あぁ、紹介が遅れました。
「ダニ」と申します。
まぁ、ダニでも、「マダニ」なんですけど。
人間にとってはどうでもいい話ですよね…
日頃は語尾に「ダニ」を付けるのですが、
大学では「日本語」を専攻していまして、こうして不憫なく人間と会話ができます。
大学の同僚であったダニ仲間は、人間のダニ殺虫剤に殺されてしまいました。
あの、「アース」とやらの会社のせいで…
私がここにいるのは、人類へある「通告」を通知するために派遣されたのです。
通告。
本国は貴国に対し、「宣戦布告」いたします。
これまで屠られた「ダニたち」の報復として本国のすべてのダニ総動員で人類を滅亡へおいやってみせましょう。
――――――――――――――――――――
ダニ。
それはそれは不思議な生き物。
それは、突如として話し出すかもしれない。
近い将来、話し出すかもしれない。
私たちに今必要なのは、「ダニ」との調和なのかもしれない。
※小説はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。
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