第91話

 敏春は、やっと自分の愚かさに

気づいたのでした。


 翌朝、敏春は未来と共に、母校

の小学校を訪れた。

 少年少女たちの声が聴こえた。


 体育の時間のようだ。

 校庭に入ると、一斉に敏春の

回りに子供たちが寄ってきた。

「うっわ~!お兄ちゃん、誰?」


「ボクは敏春!ここの卒業生さ

 !!」

 校舎を見上げた。

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