2

ピピッピピッピピピピピピピピッ


目覚まし時計を止めて時間をみる。


AM 5:30


『お…起きなきゃ…』


保育士になって二年目


だいぶ仕事には慣れてきたけど、

やっぱり大変。


子供は今でも大好きだけど

それだけじゃ…

この仕事は続けていけないんだと痛感する毎日。



8時から始まる幼稚園に、7時には着いて準備しないと不安だから

毎朝起きるのは5時台。


空はまだ薄暗い。


でも…月はもう…白い?




自分が幼稚園に通ってた子供の頃

大好きだった先生がいた。


優しくて

可愛くて


憧れだった。


先生と何でもいいから話したくて

私にだけに

その優しい笑顔を向けて欲しくて…

必死だったなぁ…



保育士になりたかったのは、子供が好きだったからと、

先生に憧れていたから…かな?


久しぶりに夢に見ちゃった。

この夢みると…ちょっと目覚めが悪い。



幼い記憶


喉の奥が少し熱い。


私…あの時泣いたのかな?



記憶はあやふや。


ただ

ちょっと

心にシコリを残している。



だけど、

今ならちょっとだけ

あの時の先生の気持ちがわかる気がする。



私…このまま続けていけるのかな…?


そんな事を考えながら毎朝登園している自分にちょっと苛立った。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます