-新店舗準備中③-
私達、4人は3階の私の家…まだ片付いていない…場所で床に倒れていた…
連日の開店準備がようやく終わり、作業の開放感を味わっている。
「「「「終わった――――」」」」
「皆さんお疲れさまです」
フィンがコタツの上にお茶とお菓子を置いてくれる…
コタツ…コタツはいいよね…人類が作りし兵器だよね…コタツ布団さえ外せば年中使える…
冬場はそれもう悪魔が付いているかのようにコタツから出る事ができない…
「「「「フィンありがとう~」」」」
そしてフィンはキッチンに戻っていく…ちなみにここはフィンの家ではありません私の家です…
家主が働いていない…大変申し訳ないと思う…
「それにしてもイズミ…お前本当にパーカーだけだな…」
「あまり見ないでくれるかな…下着とかもあるんだから…」
私の私服は主にパーカーだ…仕事着のパーカー、遊びに行くときのパーカー、冒険者の時に漬かっていたパーカー、可愛いパーカー、カッコいいパーカー、パーカー、パーカー、パーカーetc
パーカーが好きなんだからしょうがないでしょバーカー!!
「パーカーとバーカーってにてるよな」
「誰がパーカー馬鹿だ!!」
私がアキトに殴りかかっていると…
「いや…あのイズミさん? 下着の件ですけどもう遅いですよそれ…アキトさんも俺も家具運ぶときに何枚か落ちてるの見かけてアキトさんなんか飽きれて魔導洗濯機にいれてましたよ…」
「あ? …」
静まり返る室内
「く、クロ―ド君? それは今言う事かな?」
「す、すいません!! 苦しい… 」
アキトがクロードの首に腕を回し絞めているが…
「いや…まぁ今回は許すは…脱いだ服すら片付けていなかった私がいけないし…」
「怒らない…だと?! 」
私が言うとアキトと他4人は冷や汗を手で拭っていた…いや、私だって自身が悪いと思っていれば謝るし、怒らないよ? たぶん…キッチンではフィンがヒナタがリクエストを出しだ鍋パーティーの準備をしている、エルフの里にも転生者がいるため私の世界の料理や鍋料理等も知っている。
「店長…白滝はあるのですが…えのきが…」
「ひなた! 買ってきて!! 」
「「お肉も? 」」
私はえのきが鍋の具の中で大好きだ! えのきやエリンギが無いなんてあり得ない! キノコは美味いんだぞ? 買い物をヒナタに言ったはずだがヒスイもヒナタと同様にすごい勢いで起き上がり買い物の支度にいく
「肉は結構あったけど…足りないの? 」
「あれ以上食べれる!! 」
「はいはい…お金はあとで請求して、手持ちはあるでしょ? 」
「ある~~~言ってくる~~~~? 」
「フィンよ他に必要なものがでたら念話で言うのだぞ? 」
「はい、りゅうお…ヒスイさん」
最近は一緒に働く同僚としてフィンやヒナタはヒスイを竜王様とは呼ばなず親しみをこめて名前にさん付で呼ぶようにしていた、クロ―ドはまだ竜王様と呼んでいるがすぐなれるだろう…そのうちババアと…
『言わせないからの? 』
だからなんで私の思考を読める? そして念話で言ってくるとは…大夫いい匂いが部屋に充満してきた…
「アキト、先にシャワー浴びてきたら? 使っていいわよ 」
「おう」
「タオルは洗面台の上に綺麗なのおいてあるから、シャンプーとかは適当なの使って」
アキトが席を立ちシャワールームへ行く…皆がいないなか私はどうしようかな…でもこの連日疲れたな…
あと明日一日は清掃やら確認やらをして明後日にはOPENできるかな…しかし今もだが正面の通りには何台もの荷馬車やらが入れ替わりで泊まっている、キングスホテルの方もホテルの内装やら器具やらインテリアやら運び込んでいる…向うの開店は何時になる事やら…1階にはどんな飲食店がはいるかな…
いろいろと考えていたらかなり眠くなってきた…
「お~いイズミ寝るな~シャワー空いたぞ~~」
「ん~~~了解~~~~はい!」
私は起こしてと両手をアキトに向けて上げる、すると少しアキトは考えてから照れながらも起こしてくれたその後は、私がお風呂に入っている間にヒナタとヒスイも帰ってきた
「本当に食べきれるんでしょうね? …余ってもいいけれど」
「「食べれる!! 」」
「店長ちょっと手伝ってもらっていいですか? この量はさすがに私だけじゃ」
フィンもお手上げである…そうキッチンの前には肉、肉、肉、肉…牛2~3頭分はあるのではないか?
クロ―ドとアキトにも手伝わせて鍋に入れる事ができる大きさに斬っていく…
そう切るではなく斬るだ…もうこんなの包丁で切る必要はない…せめて小さめなブロックで勝ってくれば良いものを…ほぼそのまんま買ってきたヒスイとヒナタの二人…
全員で料理の準備をしていると仕事終わりの三朗さん達やカエデさんも合流、クエスとヴァルフもやってきた、リーナは王城の仕事をさぼっていたことでクエスのお怒りをうけ王城でお留守番のようだ…哀れ
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