ひとり
咳してもひとり
天井がうねる 何が楽しい
頭をたわませ
喉を刺す
へばり付いた 黒いの
目覚めてもひとり
健康はありがたい いつもありがたい
手足をばたつかせ
声を発する
脳の下僕 生のからだ
夢見てもひとり
感覚を無くし 画面との融解
小鳥とタコと
海にたゆたう 自我一つ
ひとり静か
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