第3話 常連ぶった客
セブンイレブンのレジんとこで おでんにするか唐揚げ棒にすっか悩んでたら 右手にその辺の雑草みてぇのを握った汚ったねぇ格好のおっさんが入ってきたんだよ
入ってきてレジへ真っ先に行くなり
『いつものあれちょ~だい!』って常連ぶってて 『今のカッコよくきまったぜ』って態度で腕を組んで周りをキメ顔で見渡してたんだよね
店員のおばさんが いつものって何だよみてぇな顔つきになって
『えっといつものって言いますと・・・』
こいつ明らかに常連じゃねぇだろって思ってたら
『何言ってんだよ!いつものだよ!ほらっ!』って 少しキレた感じでタバコを指さしたんだよ
たかだかタバコ買う客のぶんざいで偉そうにしやがって そもそも手に持ってる雑草みてぇのは何なんだよwww
少しイラついた店員が『どれですかっ!?』ってやや強い感じで言ったら 並んでる客たちに注目されて恥ずかしくなったのか
『マルボロでいいよ・・・』
おっさんやたら小さい声でささやいてたwww
店員がマルボロ出して料金を伝えると
『なんだよ 高ぇじゃねぇか!そしたらいつものじゃねぇょ それ』とかワケわかんねぇこと言いやがって お前が選んだくせに拒否しやがったんだよ
レジに客も多くなってきてるのにアホかよこいつ
てかその雑草みてぇのはだから何なんだよwww
その後おっさんが『じゃぁ安いの何でもいいからくれよ・・・』ってしょんぼりしてて 店員も呆れた顔しながら何個か選んで『こちらでいいですか?』って仕方なく対応したら
『まぁ~これ いつものじゃねぇけどこれでいいよ・・・』
何のタバコかよく分かんなかったけど納得したみたいでようやくお会計だよ
ホッとした店員が料金を伝えると そのとたんにおっさんが
『バカヤロー! 高ぇんだよ! いつものくれねぇ~ならもういいっ!』って大声で怒鳴りつけて 早歩きで店を出て行きやがったwww
周りの客らはひそひそと笑ったりしてて みんなして出てったおっさんを見てみたら 握ってた雑草に火をつけて一生懸命吸ってたwww
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます