第五話 僕は?
僕たちは部屋へと案内され、僕たちは男女別に部屋に入ることにした。そして確かに可もなく不可もない普通のホテルの部屋に案内される。しかし、そんな部屋にも異世界らしいものが置いてある事に気付いた。
「おい佐藤! 部屋にポーションが置いてあるぞ。俺たち飲んだら魔法使えたりしねーかな」
「いや、俺たちMPなんてないだろうし飲んでも意味ないだろ」
「えーでも後で飲んでみよっと」
ポーションは紫色の飲んだら危険と言わんばかりの見た目をして普通は避けたくなりそうなのだが。飲むのか。
他にも日本じゃないなというものがたくさんあったが特に僕は触らずにした。怖いもんね。部屋でひと段落をしたらみんなで街中散策をすることにしていたので行くことにした。
「それにしてもにぎわってますね~ どこのお店にも人があふれていて目まぐるしいです」
「そうだな。しかしこれと言って珍しいお店がないんだな。」
「あそこにポーション専門店があるぞ! みにいこーぜ!」
「え?僕たちつかえないじゃん」
どんだけポーション飲みたいんだよ
「ポーションの効果を得たいならギルドに行ってワーカーの登録すれば効果出るようになりますよ? ちなみに私はハイウィザードというワーカーですと言われてもわかりませんよね。遠距離魔法や回復魔法…というかなんでもいけます」
なるほど。きっと強いんだな。
「じゃあ俺達でもスキルが使えるようになるってことだな!? じゃあいこう!」
ちょっと待て。と言おうとしたが行動力だけはある山田は走って行ってしまった。今野と女の子に行くかと聞いたところ行っておこうというので行くことにした。抑えているふりはしているがどうやら今野も行きたさそうだったのは気にしないでおこう。
~ギルド~
「ここがギルドか~ 酒場と隣り合っているんだな」
どこからか呼ぶ声が聞こえたのでそちらの方に行ってみると先についていた山田が待っていた。
「やっときた~ ワーカーになるには登録料が必要なんだって。なので待ってました!」
いや。女の子にお金もらうために待ってるってアウトだろ。
「受付してきまーす!」
「私も行ってきまーす」
あ、やっぱり行くのね。せっかく異世界に来たことだし僕も貰っておこうかと思い彼らと一緒に説明を受けることにした。
「じゃあこれから説明をしていきますね。ただいまから皆様には魔法のプレートに手をかざさしていただきます。そうしますと現在の皆様のスキルなどが書かれたスキルカードが完成いたします。そして最後に適性に合った役職を選んで頂き終了となります。どうです? 簡単でしょ。では、まず先にいらしていた男性から」
山田は手をかざした。そうすると魔法のプレートが光だし色々な情報をスキルカードに書き出された。
「山田たいち様ですね。知力は平均より低いですが体力と素早さが高いですね。そうなさりますとウォ―リア―などはどうでしょうか。前衛に立ち素早さが必要とされていますので」
「よし!俺それにするわ」
知力が低いか。あってるなこれ。次に今野がやった
「今野すずか様ですね。あなたも知力が少し低いのですが魅力と魔力が高いですね。そうなさりますとチャームウィッチなどはいかがですか? 自身の魅惑の力と魔力を組み合わせた結構高度な職になりますよ」
「それでいいわ! 高度な職なんて嬉しいわ」
魅力があるのに一度も彼氏いたことないんだっけ。知力のせいなのかな。そして最後に僕か。
「佐藤ひろき様ですね。知力も体力も基本平均的です。でも運気と流れを読む力が高いですね。商売を
「あれ?冒険者否定されたんだ~どうするの?俺らについて来れるの?」
マジかよ。どうしよう…待てよ。僕たち冒険しに来たわけじゃないんだから。
「それでいいです」
冷静に考えてこっちにいる間のおまけみたいなものだからと考え商売人にした。
「あの。私はカードの更新をしたいんですが。」
女の子は後ろからぼそっと出てきてそういった。受付のお姉さんはどうぞと言ってプレートを差し出した。
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