池崎さん! もふもふしてもいいですか? 陽野ひまわり様

 この前とってもラブリーでキュートな我が家の愛犬、パピヨンのソラくん(妹がキングダムハーツの主人公から名前をとったとかいう他人からみたらどうでもいい情報をぶちこんでいくほど愛してる)と散歩していた時です。


 段差から降りる時に足を軽く捻り、痛みから歩くことがスローペースになりました。


 そしたらなんとソラくん。






 私を気遣ってくれたのか振り向きながらゆったりと歩いてくれたんですよ。


 かーわーいーいー。









 人は愛犬の前ではバカになる。遠藤です。






 池崎さん! もふもふしてもいいですか? 陽野ひまわり様


 https://kakuyomu.jp/works/1177354054882366814




 さて、











 正直やりづらいです(本音を隠さないスタート)。




 あのう、なんていいますか。人との関係において、「あっこの人には何故だかわからないけど酷いこと言えない」って感じることないですか?


 殴られたら殴り返すことも、じゃれあいのうちはコミュニケーションだと思います。遠慮のない物言いができることって、ある意味仲の良さのバロメーターです。近い距離にあるからこそ、踏み込めるのです。


 で、正直何作か読ませて頂いてますし、読んでも頂いてます。仲がいいかはともかく、交流はさせて頂いているのです。




 そしてとても人気者でいらっしゃる。









 あかん僕にはあなたは殴れへん!←ヘタレ。


 私が腸内細菌だったら日和見菌ですよ!


 というか最早私がどうこういう必要ないんじゃないだろうか←企画の根幹を揺るがしお発言。


 あ、でもリクエストはオネエでした。ということは、発言しているのは遠藤ではなくオネエなのです(アイラインを引きながら)。


 というわけで






 いくわよ〜ん(ヤケクソ)。










 ボルゾイのように理知的で、優美な佇まいの男性、その名も池崎さんに恋する、犬バカのトリマー瑚湖ココちゃんとの、ワンコ絡み合う恋愛が主題の物語ってところね。


 う〜ん、池崎さんってイイオトコね。適度に大人って感じだし、編み物もできて車もアウディですって。あたしはもうちょっと泥臭いのが好みだけど、こういう正統派イケメンくんもいいじゃなぁ〜い。一緒にベッドの上を散歩しない?


 飼ってるのは犬なのに、どっちがネコになるのかしらね(やかましいわ)。


 主題はもちろん恋愛で、主なギミックとしては色とりどりのワンコたちの個性をキャラクターに重ね合わせたり、ワンコを通じた交流を使っていることで、犬好きにはたまらない内容となってるわぁ。


 恋愛がメインだから、池崎さんやココちゃんだけでなく、個性豊かなワンコたちとキャラクターも当然出てくるの。


 中でも、あたし的に気になるのはやっぱりセージくんかしらね。


 好意を真っ直ぐにぶつけてくる彼は、わかりやすく情熱的なの。池崎さんとは真逆のタイプね。ココちゃんへの好意を隠さない素直さと、色々なしがらみから大人の対応にならざるを得ない池崎さんの対比は、王道だからこそいいものだわぁ。


 セージくんみたいな真っ直ぐな子に、新たなカイカンを教えてあげたいわ。そう思わない?

 ああ、あたしったら罪なオ・ネ・エ(⁉︎)


 詳しくは言えないんだけど、ココちゃんだけじゃなく、池崎さんも似たような傷を背負っているの。


 恋愛ものって、成就するまでにどれだけの試練があるかで、やっぱりドキドキって違ってくると思うの。


 そういったギミックの使い方が、とても上手だわって、思っちゃうの。







 まああたしぐらいになるともうめんどくさくてゴートゥベッドね。


 コラ暴れないの❤️


 おとなしくしろやゴラァ(ドス声)











 ふぅ()


 でね、恋愛ものってことは、もう決着は基本的にはくっつくかくっつかないかだと思うのよ。


 ぶっちゃけこの物語の雰囲気や空気を感じるとわかるのよ。オネエにはわかるのよ、もう完全にこれくっついちゃうわねって(誰でもわかるわ)。


 となると、大事なのはその過程なの。どんな風にもっていくか。その間にキャラクターの葛藤がどう描かれるか。


 どれだけ見ている方をやきもきしてくれるかは大きな楽しみの要素なのよ。


 まだ私がオネエじゃなかった頃(いや今も違うよ⁉︎)、中学生の頃に始まったいちご100%にはドキドキさせられたものよ。まああの物語は誰とくっつくかをわからないように展開を張り巡らせていたけどね。


 とりあえず言いたいことはくっつくまでなのよ。あっさりとくっつく恋愛ものよりも、乗り越えた困難が大きいからこそ人は感動するのよ。ロミオとジュリエットなんかわかりやすいわね。悲恋だけど。


 で、何がすごいってね。


 異世界にいかないし魔法にも頼らない。天使や悪魔はやってこないし神も降りてこない。あたしの仲間もでてこない(オネエキャラって必要?)。


 なんでもありな現代で、現実的な要素のみで勝負した正統派っていうところなのよ。







 池崎さんが見る予知夢はファンタジー要素ではあるけれど、これからの展開と池崎さんの心境を示唆する上手いやり方だわ。この子澄ました顔して、相当なテクを持っているわよ(ダマレ)。


 展開を示唆することに関しては、途中まで評価に迷っていたわ。もうくっつくでしょうって思っている上に、展開まで暴露しちゃうんだから。


 でもね、結果的には、成功していたのよ。もしこの夢が展開の最後までを途中の段階で書いていたら、きっとダメだったの。全部説明しちゃって、萎えちゃってたと思うわ。


 それをわかっているから憎いのよ。きちんとこの不思議な夢を最後にもってくることで、今までの夢を無駄にしないで綺麗に締めているのよ。あたしもしっかり締めないといけないわ。


 どこをって?


 アッーハァ〜ン。


 そして文章。めちゃくちゃ読みやすいの。


 それは簡素だけど、不足ではないの。残念ながら文章が上手か下手かっていう差は人によってあるし、言葉を尽くして雰囲気を作るタイプや、言葉少なに語るタイプと、違いもあるわ。


 でね、どうしても主観として表現が凝りすぎて読みづらい、言葉選びが簡単すぎて読みづらいことって、どうしても力量としてあるの。


 あたしはサラサラって読むタイプ。上手い文か下手な文かって基準があって、サラサラと流していても止まらずに進んでいける文って、大抵上手なのよ。


 簡素だけど下手な文って、どうしても違和感があって意味を感じ取れなくて止まっちゃうの。言葉遣いが難しいのにスラスラ読めちゃう文も、当然上手いの。あたしの主観だけど。


 それで、難しい表現をできる限り使わないことで、読者はすんなり受け入れられて間口がとても広いの。かといってきちんと心情や光景が見えるぐらいに描かれている。で、重要なシーンでは、逆に文量を抑えて、ネット小説であることを存分にいかした空白も使うの。


 ネット小説の魅せ方に特化していて、語りすぎないことで惹きつける。遠藤ってやつとは逆のタイプだから、ちょっと憧れるわぁ〜。


 落ち込んだり、痛みを受けたシーンを、短く簡潔に表現する。


 そこで生まれた空白に、あたしたち読んでいる人の心が入る隙間が生まれる。そんなイメージなの。










 正直な話、今まではどうして陽野さんの作品には文句が言えないか(言う前提かい)わからなかったの。


 よーく考えながら読んでみると、少しだけわかったの。


 派手さじゃなくて地味さ。高貴さじゃなくて親しみやすさ。ちょっとした気遣いなのよ。大事よ、男子?←何様


 コメントの数にビビるわよ。オネエとはいえビビるわよ。


 でもね読んでるとね、不思議とコメントしたくなっちゃうの。クスッときてキャラクターを応援したくなっちゃうの。誰もが憧れる王子様系超絶イケメンというよりは、親しみやすい身近な爽やかボーイって感じなの。嵐で言うとニノみたいな(たとえ)。あっ、抱きたい。


 派手さやインパクトよりも、親しみやすい堅実な展開。ギミックの使い方。そしてちょっと嫌な展開も書いて、物語のメリハリもつける。気づかないところでテクニシャンなのよ。


 唯一思うことがあったとすれば、展開の地味さから導入がどうしても弱いの。むしろ最近の作品って一話目一発勝負なところがあるから、必要な情報を見せていく一話の動きって掴みとしては弱く感じるの。


 まああたしは、だんだん激しくなっていくほうが、す・き❤️(キ・モ💀)


 逆に言えば、もうあたしはこれ以上言えることはないわ。


 ノンケの恋愛も……悪くないわね(ウインク)。
















 そうだ、陽野さんをお祝いしたいって、あたしのペットも駆けつけてくれたわ〜ん。


 ドラちゃんっていう、とっても可愛いこちゃんなのよ。


 あっ、きたきた。




















 ダムダムダムダム。



















 ゴリラのドラちゃんでーす!(⁉︎)


 ドラミングがとっても上手なのよぉ〜ん。


 ん? 何か言いたいのかなあ?






















 ウホホンウホホン(ボクにも池崎さんをもふもふさせて欲しいわぁ〜)。


















 2671000










 この感想文を翌日になって自分で見返した時が怖くてなりません。


 いややっぱり気に入りやすい作品を書かれる作者様ってありますね。


 皆様にとっての、「この人の作品なら」って思えるような方を見つけることも、こういった作品紹介の醍醐味かもしれません。


 さてくじを引きましょう。

















 亡国のプリンツェッサ 鬼灯朔様


 あの……





 本当にくじですからね?


 偶然って怖い……。















 次回予告






 ペットショップでパピヨンを見ていて「やっぱりうちのソラくんの方が可愛い」とか親バカなことを思っていたら。








 細身の超美パピヨンがやってきて敗北感に打ちひしがれました。






 ソラくん……









 痩せよ?

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