霊感or 幻覚?

 私の母親は若かりし日に、人相占いの方から、

「あんた、怖いような目をしてる。視なさるだろう?」と言われたそうな。

 勘が鋭かったけれど視ることはなかったという母親は、虚弱体質で不整脈持ちで、私を身籠る前には生死の境を漂ったりもしました。

 霊感って遺伝するのでしょうかね?

ちなみに不整脈は遺伝します。


 私は物心ついた時には視えているのが普通でした。視えるものだと、思っていました。

 視覚の違いに気づいたのは、幼稚園に通うようになってからです。

 視えないものを視ている、と気づいた私は子供ながらに幻覚を疑いました。かなり早熟な可愛いげのない子供だったので、視えているのが幽霊の類いだと思わず、自分の脳がイカレていて幻覚を見てるのではと、自分を疑った訳です。

 幼稚園児で既に自己嫌悪と自己否定を患っていた私って…。


 私の育った田舎町は農村のせいか、親戚同士で婚姻している血の濃い一族が割とあって、狐憑きと呼ばれる家や霊感強い家もあり、同級生にもかなり霊感持ちが居ました。

 そんな変わった環境に育ったのですが、それでも正直、心霊現象は半信半疑だったりします。

 幻覚幻聴でしかないのでは、という気持ちは拭えないのです。きっと心療内科を受診したら病名がつくだろうなぁ…と、思っています。

 今は心霊現象とほぼ無縁なので、霊感なのか幻覚なのかを調べようがないのですが。


 あ、幻覚じゃないなという体験もしていますよ。

 両手首を掴まれて押さえ込まれた夢を見て起きたら、手首を掴んだ指の跡がくっきりついていた、とか。

 胸に手形がついていた、とか。


 怖いですよね。(笑)



 

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