下ネタは下ネタでも
エロスな話ではありませんよ。ふふ、期待しましたか?
では、シモのお話を真面目に。
年齢が上がってくると、男性も女性もシモの問題が起きるのは、加齢のせいなので当たり前。なのですが、日本の文化は臭いものには蓋をしてしまうので、家庭の中でシモの話なんて話題にならないと思います。
我が家は私が半年ほど介護の仕事をしていたこともあり、割と平然とシモの話をします。
するには理由があります。
ダーサンが前立腺に問題が起きる血筋なのです。遺伝的でなくても、男性は加齢によって前立腺が老化して問題を起こします。
出が悪い、キレが悪い、夜間頻尿などなど。症状があっても、
「歳のせいだから。」とひとり胸のうちにしてしまいがち。
健康診断を受けて前立腺もきちんと調べているのなら、隠してしまっても問題ありませんが、PSAに異常があった場合は大変です。
前立腺癌って転移しやすいのです。
ダーサンの叔父は前立腺に異常があったのに隠していました。そして腰痛を訴え、整形外科に通院していたそうです。腰痛は酷くなる一方で全く改善しない。そうこうしているうちに、尿が出なくなってしまい、叔父は救急車で緊急入院。
検査の結果、末期の前立腺癌が見つかっただけでなく、更に腰骨に転移していると判明しました。
残念ながら手の施しようがなく、叔父は半年後に亡くなりました。
葬儀の後、叔母が自分を責めるように呟きました。
「夫婦なのに、こんなことになるまで尿が出にくくなってる等の話を、全く打ち明けて貰えなかった。私には体の不調を打ち明けてくれなかった。」
古い時代の生き方をしてきた年代なので、余計に話さなかったのだろうと思います。
車の運転が出来なくなるとか、尿が出にくくなってるなんてことは、男としての現役引退通告のようで、受け入れがたいと、聞いたことがあります。
そんな何にもならない意地で、寿命を削ってどうするんだ、と言いたい。
シモの話って、大事ですよ。と、今回は真面目な下ネタでした。
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