まとめ~最終話の後・語句説明・設定~

※これは「覚醒現象伝説―古キ言イ伝エ―」の設定を置いて行くもので、小説ではありません。あと、ネタバレが含むので、まだ全部読めていない方は、読んでからここを閲覧することをお勧めします。



話の終わりに、「しばらくして再び覚醒現象事件が起きた」とありましたが、その後どうなったか、気になる方もいるのではないでしょうか。結局あの後、レンと留美が協力し、事件に立ち向かい事件は無事に解決しました……とだけ、言っておきますw←おい!

いや……実はあまり考えていませんでした……ww


気を取り直して……続いて、語句の説明や設定を書いていきます。↓


○覚醒現象とは

古い言い伝えから、その名が付けられた原因不明の現象。普通の人間……つまり誰もが覚醒する可能性を持つ。ただ、後に説明する「心の赤を持つ者」は唯一覚醒しない。覚醒する条件として、赤い月を見ることが挙げられる。今回、覚醒人間として登場させた、留美・キルは赤い月を見ることで覚醒した。最初の被害者と呼ばれる美江については、それとは違う条件で覚醒した(詳しくは、美江の過去話で)。覚醒した人間……つまり覚醒人間は主に赤い目を持ち、姿は個人差があるが、共通するのは牙と爪。それらを使って、大暴れしてしまう。これが覚醒現象。暴走すると人間の持つ感情すら忘れ、“本当の獣„となる。現象の最後は、覚醒人間が赤い涙を流した時。それは覚醒人間の最期であると言われている。


○最期を遂げた覚醒人間の今後は

まだはっきりと分かっていないが、約7割はそのまま生き続けると言われている。だがそれは覚醒人間として。そして年を取らない。不老不死となる(ただし、美江という覚醒人間が生まれて1000年経つとどうなるか分からない)。覚醒は自分の意志ですることが出来、コントロールも可能になる。コントロールしている時は、暴走している時の様子とは少し違い、目の色が片方ずつ違う状態や統一なども出来る。留美の場合、本来の青い目と獣の赤い目……という感じだった。生き続けるのは良いものの、7割の内、6割がどうやって生きて来たのかを覚えていないという現状。留美も彷徨っていた頃の記憶がはっきりしていない。残りの約3割は死亡した、または未だに行方不明であると言われている。今回の場合、キルが当てはまる。キルは力を使いすぎたため、死亡したと思われる。力とは、手から炎・火の玉をだす能力のこと。つまり、現段階だと生きるか死ぬかは、力を残すか使い切るかで分かれる。


○心の赤を持つ者とは

これもまだ詳しくは分かっていないが、一つ言えることは、世界や人々を救うために生まれた人間でも特殊な存在であること。今回で言う、レン・キルラだ。心の赤を持つ者は、かなり昔から存在し、死後もDNAが受け継がれていき、そして今回、レン・キルラがそのDNAを受け継いだ。心の赤を持つ者は特殊な力を持ち、それで人々を救ってきたと言い伝えにはある。特殊な力とは、目の前に来た攻撃を防ぎ、その攻撃を消し去り、それと同時に時間を止め自分と周りにいる人々が逃げるための時間を作るという力だ。力発動の際、光を発し、効果が切れる時、紫色の光が出るが、本人は分からないため自分が心の赤を持つ者だと気付きにくい。実はこの心の赤を持つ者のみ、覚醒しないのだという。


○古い言い伝えについて

これら全て、かなり昔に書かれた物のため、一部文字が滲んで見えなくなっている。それらは文章上、「■」で表している。ただの言い伝えに過ぎなかったが、覚醒現象や覚醒人間の特徴、心の赤を持つ者などは全て、この言い伝え通りとなっている。そのため、レン・キルラみたいに調べたがる人が急増。ただ、誰が書いたのか分かっておらず、まだまだ読めていない箇所があったり、見つかっていなかったりで、謎の多い証拠品だ。分かっているのは、心の赤を持つ者と関わった人間が書いたということだけ……。


○レン・キルラが飲んだジュース

疑っている訳じゃないが念のためにと美江が、レン・キルラが人間か人外か、または善か悪かを見極めるために作ったジュース。結果によって、味が違う。↓

人間で善……甘すぎず辛すぎず、絶妙なバランスで超美味しい。また飲みたくなる味。

人間で悪……辛くてまずい。水が欲しくなるが、水を飲んでも口に残る。

人外で善……苦味があるが、クセになる。また飲みたくなる味。

人外で悪……苦味が増し、さらに強烈な臭いを放つ。臭いで追い払うことも可能。

こんな感じに違いが出る。

さらに善だと、飲んだ人の体調を良くする作用がある。今回、レン・キルラの体調が良くなったのも、そのため。ただし、悪は体調を悪化させ、死亡まではいかないが最悪、気絶させるという作用がある。


○時代や国・名前など

時代は現在または少しだけ未来ぐらいの位置に設定している。

名前が漢字とかカタカナを混ぜているのは、正直気分。カタカナ人物であるキル、レン・キルラも留美や美江と同じ国出身。

あと、青い目やら緑色の目も気分。国の詳しい設定はしていない。

ちなみに設定上↓

キル:獣になる前から赤(朱色に近い)。

レン・キルラ:金色と黄色の間ぐらい(黄色に輝きが付いた感じ)。

留美:空のように青い。

美江:葉のような緑。

こんな感じ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る