心の地図を辿るとき
レテの川を辿り
あなたの輪郭を描き直す旅をする
遺された数冊のノートはあなたの心の地図で
どうでも良さそうなことが綴られている
ガラクタばかり
でもガラクタは宝物でこれは宝の地図
やがて苦痛に満ちた言葉の嵐が去来し
地の果てまで拡がる荒れ野には
僕の知らない
切り刻まれたあなたが澱む
いや、それは目を逸らしていた心の爪痕
物言えぬ人を僕らは好き勝手に利用する
ある時は褒め称え、ある時は貶して
記憶の輪郭は朧気で
微笑むあなたはつぎはぎだらけだ
レテの川の源流であなたと再び出逢い
あなたの輪郭を描き直す
受け入れるために
心の地図を辿る
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