成立していく俺のラブコメ

西田 慎

第1話

プロローグ

ある東京の高校入学式一週間前

俺は中学3年の終わりに東京に引っ越してきた。引っ越したばかりの俺は、少し慌ただしい中、高校入学式が迫っている。

入学式当日 「行ってきまーす」と元気よく挨拶をして玄関を出た。

「ひろと気をつけなさいよひなも」

「わかった」と適当に返事をする。

「あ、おにーちゃんちょっと待って。」

「早くしろ」これも適当にしておく

と、待っている間に自己紹介でもしておこう。

「俺は 相原弘人 妹は比奈 だ

以後お見知り置きを…

ひなはスタイルも顔も勉強も出来るまぁなんでも出来る。

羨ましいな…

こんなところだろう」

「ひろと何ブツブツ言ってるの〜?」

「なんでもない」

あまりに遅いので俺は玄関を出てゆっくり学校に向かった。

「おにーちゃんひどい!待ってって言ったじゃん。」「ああ確かに言ったがちょっと待ってとしか言われてない。」

「女子は色々と準備があるんですよそれぐらい察してくださーい鈍感おにーちゃん」

なんだこの言われよう俺はわかった上で行動したつもりだったがまぁいい。

「おいひな時間が迫っている少しペースを上げるぞ。」

「ラジャー」こいつ緊張感というものがないのか…」高校についたしかし恥ずかしい隣でおにーちゃんと連呼してくる

く、くそ 学年は同じなのにこいつ俺の気持ちにもなりやがれ。

生まれた日数が1ヶ月違うだけなのに

なんでおにーちゃんなんかこの歳で言えるのすごいよマジ尊敬する。

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成立していく俺のラブコメ 西田 慎 @Sin225

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