セルナーダ語についてのとてもさりげない補足

梅津裕一

セルナーダ語について

  セルナーダ語

 セルナーダ語は、古代ネルサティア語がセルナーダ先住民によって使用されているうちに変化していった言語である。普通は単に「言葉」、yurfaと呼ばれる。

 基本は古代ネルサティア語だが、先住民の母語であるセレンディーア語系の語彙が、ネルサティア語のものとだいぶ入れ替わった。初期のセルナーダ語は古代ネルサティア語のような強い屈折語だったが、短期間に文法も簡素化され、セレンディーア語に近づいていった。現在ではきわめて膠着語に近い屈折語、とみなすべきだろう。

 語順はSVOだが格が極めて多いため語順は比較的、自由である。

 本来はネルサティア文字を参考に発音の方法を意識した、セルナーダ文字と呼ばれる表音文字で表記されるが、ここではラテン文字のアルファベットで代用する。

 音価は英語よりローマ字のそれにかなり近い。

 また、文字の他にロシア語のような口蓋化記号が存在する。ただし、非口蓋化記号は存在しない。

 子音のあとに口蓋化記号が現れたとき、B、G、H、M、N、P、R、Sはそれぞれ口蓋化する。


母音 A,E,I,O,U,

半母音 Y,W

子音 B,C,D,F,G,H,J,K,L,M,N,P,R,S,T,V,Z


口蓋化記号 X

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