第9話

「伝統でさ。男女混合でやるよ。2チームに分かれる。バスケ部の先輩が2人入るから安心して」

げっ。最初からかよ。

10分間のゲーム。そこで良いと思った人を歓迎。結果は終わった時点で言われる。

チームはAとBに分かれる。

A・・・私と久田さん、國田くんと先輩2人

B・・・透馬と木野さん、黒側くんと先輩2人

透馬と私は敵。透馬は強い。倒したい。それを思うほど倒したい感が強くなる。すると透馬が来てこっそり言う。

「お前が負けたらキスな」

はあ?そんな事するかよ!キス?そんなの・・・やるわけない!

私は顔を真っ赤にする。これは透馬の作戦。けど・・・ でも勝てば良いだけではないか。でも、勝つだけでは何だか足りない。じゃあ、

「じゃあ私が買ったら私が好きな希乃倉屋のジュース奢りな」

透馬の顔が青ざめる。希乃倉屋は高級な店。あって物凄く美味しい。だが高い。これを買ったら透馬の手持ちはすぐなくなる。なんて事を。透馬のやる気を出させてしまった。ペナルティーにならないようにしないと

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