第6話

「さようなら」

ホームルームが終わるとさっき私に体育館に来てと言った子が来た。名前は七草 未久。明るい子だ。

「麗奈、行くよ‼︎」

未久が私の手をとって走る。

「ちょっ、未久。何があるの?」

走りながら聞くと

「着いたらわかる」

と言われる。五分程すると体育館に着いた。二階へ行くと人がいっぱいだ。

「おーい、こっちだよ」

桃菜が手を振る。柵の前だ。行って下を見るとバスケをやっている。

「今ね、如月くんがバスケ部に入れるかテストする所なの」

透馬はバスケ部に入るんだ。

「でさ、女子もやるんだって、テスト」

やな予感がする。

「これ、着替え。さあ、行ってこい」

桃菜が言って未久が手を取り更衣室へ。何でバスケ部に入んなきゃいけないの〜

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