後編

私が目を覚ますと、目を瞑っている先輩の顔があった。

…………え?どういうこと!?あれ?っていうか、なんで私先輩に!?確か私先輩に頭撫でられてただけなんだけどな

「ん?ああ、やっと起きたんだね」

「すいません!今から離れますね!」

と言いつつもなかなか離れれない。だって、先輩の手が気持ちよすぎるんですもん。

「あれ?離れるじゃなかったけ?」

「い、意地悪言わないでください。私だって離れたいですよー。でも、この膝がなかなか離れようとしないんです!そう、つまり先輩の膝が悪くて、私は悪くない!」

「酷いなー。人の膝を悪く言うなんて。まあ、いいよ。帰りの時間までこうしていようか」

「はい」

本当先輩って私のこと甘やかしすぎです。

こんなに甘やかされたら、私先輩に依存しちゃいますよ、そしたら、私をこうした責任として…………っふふ、け、結婚とかも!?って私はなにを考えてるの!と、ともかく今はこの膝枕を堪能しないと!

そして、また私は先輩の膝の上で寝てしまうのだった。

私が再び起きた時には、もう自分の部屋のベットの上だった。

…………本当先輩は、私を甘やかしすぎだと思うんです……

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