第11話 性への好奇心を隠さない女子

「ここの所、モリカワさん答えてください」

「女は19歳になると食べごろです」

「はいよくできました」


「おい、モリカワ。 なんでそんなに頭がいいんだよ?」

「しらないわよ」


「今度勉強教えてくれない? 期末テスト近いし」

「嫌」


「もちろんただじゃないよ。 僕にできる事があったらなんでもするからさ」

「じゃあ、みせなさいよ」


「なにを?」

「勉強教えるから、男の子の体、みせなさいよ」


「えっ! いや、それは無理だって」

「さっき、できる事ならやるっていった。 できるでしょ?」


「お前、弟いるだろ? 風呂上がりでもそれとなくみればいいじゃん。 他の事ならするからさ」

「いや、あなたがいい」


「じゃあ、もう勉強とかいいから、モリカワの裸みせろよな。 そしたら俺も裸みせるから!」

「なっ! そ、それは無理」


「なに赤くなってるんだよ。 恥ずかしいのか? 女の子なんだなお前も」

「そんなんじゃない。 けど、無理」


「あ、ちょっと、待てよ。 モリカワ。 お前恥ずかしがると可愛いな。 待てって」



性の好奇心を隠さず、大胆な発言をするが、自分の事になると恥ずかしくなってにげてしまう女子。

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