ジャンル確定に向けた途中報告(1)
こんにちは、月影 夏樹です。『次回作のジャンル・テーマは何!?』を公開してから、1週間が経過しました。そこでこの場を借りて、読者さまならびに知人らのアンケート結果の途中報告を行います。
『次回作に向けた、作品発表における流れ(第1回)』
1位……現代ドラマ(ヒューマンドラマ) 12票(前回 1位)
2位……SF 8票(前回 2位)
3位……ミステリー 5票(前回 3位)
4位……歴史小説 4票(前回 4位)
5位……ホラー 3票(前回 4位)
5位……ファンタジー小説 3票(前回 4位)
6位……アクション 1票(新たに追加)
6位……詩の世界観をイメージした、短編集 1票(前回4位)
新しいジャンルに挑戦しようと思っていたのですが、アンケート内容は異なる結果となりました。
ジャンル「現代ドラマ」をリクエストした方の意見には、“前作『命の天秤』の続編を執筆して欲しい”という言葉もありました。これは読者さま・知人らに共通する話題となり、作者としてとても名誉ある評価です。
仮に『命の天秤』の続編を執筆することになった場合には、確定ではありませんが、主人公はおそらく 高村 香澄ちゃんになると思います。そして続編と仮定した場合における内容は、下記のとおりです。
1……前作同様「心理学」をベースに、心の悩みや病気を抱える人へ香澄ちゃんが心のケアを行うという内容です。前作とは異なる症例を出しながら、ストーリーを進めていく予定です。舞台はアメリカになると考えられますので、シリーズものとしてもお楽しみいただけるのではないでしょうか?
このケースにおいて、香澄ちゃんの親友 マーガレット・バートン(以下メグ)の役割は、基本的に前作と同じです。香澄ちゃんのパートナーとして、メグちゃんも心の悩みを抱える人のケアを行っていきます。
参考までに、前作『命の天秤』では「幼くして愛する両親を亡くした少年」「うつ病」「アスペルガー症候群」をテーマにしています。
2……前作『命の天秤』で心に深い傷を残した香澄ちゃんが人との交流を通して、少しずつ傷を癒していくという内容です。この流れで執筆をしていく場合には、心の悩みを抱える人は香澄ちゃん自身となります。主人公でありながらも患者でもある、そんな作風が一番の特徴です。基本的な作風を変える予定はありませんが、香澄ちゃん・彼女を支える友達や知人らの心情を、丁寧に紹介していく予定です。
舞台となる場所についてですが、このテーマだとおそらく日本になると思います。前作のラストで、香澄ちゃんは日本に帰国したという設定になっています。なので続編という形になると、帰国後のお話がメインにする予定です。ただ話の流れから、もしかするとアメリカに戻るという場面も出てくるかもしれません。
またこのテーマにおける香澄ちゃんの親友 メグちゃんの役割として、おそらく日本での舞台公演に向けた内容が中心になります。もちろん香澄ちゃんの大切な親友として、ストーリーの重要人物になることは間違いありません。しかし同時に日本公演を控えているという設定なので、その辺りは同時並行という形で話が進みます。
これが前作『命の天秤』の続編を執筆すると仮定した場合における、おおまかな流れとなっています。……正直なところ、前作と同じ世界観で書くのってよろしいのでしょうか? 私は似たような作品になってしまうと懸念していたのですが、そのあたりは読者さまによって考えが異なるようですね……
また同じ現代ドラマをリクエストした方の中には、“前作とはまったく関係のない作品を書いて欲しい”という声もありました。このジャンルを希望した人の意見として、“異なるジャンルに挑戦するのではなく、現代ドラマに絞った方が良い”“私(月影 夏樹)の作風が現代ドラマにマッチしていたので、無理に他のジャンルを書く必要はない”といったものが多かったです。
特に得意だとか作風にあっているとは意識していなかったのですが、こうした読者さまや知人らの声が聞けて、とても嬉しかったです。
そして2位にランクインした「SF」ですが、これも「現代ドラマ」と並んで多かったジャンルです。
アンケート内容を少しご紹介しますと、“映画やゲームで有名な『サイレントヒル』のようなお話を読みたい”という声がありました。西洋が舞台のホラー作品で、1人の主人公が体験する恐怖を描くという内容です。
なおこの作品はホラーという印象が強かったのですが、一応SFにも分類しました。
私もこの映画を観た・ゲームをプレイしたことがありますが、確かにとても興味深いジャンルです。このジャンルで執筆をすることになった場合においても、舞台はおそらくアメリカになるかと思います。
さらに同じ「SF」ジャンルの中で、「エネミーゼロ」というゲームを参考にして欲しいという声もありました。このゲームについてインターネットで調べてみましたが、宇宙船で見えない敵に襲われる恐怖を描きながら、脱出する人たちの姿を表現する、といった内容になるかと思います。
上記であげたホラーとは異なる怖さがあり、これも非常に興味深い内容となっております。
読者さまの声で多かった「SF」というジャンルですが、どちらも「SFホラー」に近い作風ですね。そのため「SF」「ホラー」の両方に、票を入れさせていただきました。
3位にランクインした「ミステリー」では、“世界的に大ヒットした『ダヴィンチ・コード』シリーズを参考に”という意見もありました。このジャンルで執筆をすることになった場合には、前作とはまったく異なる世界観で話が進むと思います。
そして4位にランクインした「歴史小説」においては、古墳時代を舞台に執筆をご希望される読者さまがありました。「歴史小説」こそ数多く公開されていますが、その多くは戦国時代や近代が中心です。
そうした中で
当初の予定を上回る結果となりましたが、半数以上のアンケートに共通している内容がいくつかありました。その内容は下記の通りです。
1……作品の舞台は日本ではなく、アメリカやヨーロッパなどの海外を希望されている読者さま・知人が多かったです。前作『命の天秤』の舞台がアメリカであったことや、作風が海外小説に近かったことなどが関係していると思われます。アンケートを取った私自身も、この結果に驚いております。
2……文字数についても多くの方からアドバイスをいただきました。“短編よりも長編小説の方が作風に合っている”“前作同様に面白い作品ではなく、読者の心に訴えかけるような作品にして欲しい”というご意見が目立ちました。
私自身、“カクヨムやネット小説ではあまり長編小説は好まれない”と思っていただけに、こういったアドバイスや意見を多くいただけたことに、大変驚きました。
こういった多くの方から色んな意見を聞けたことで、私自身における次回作に向けた執筆の流れも大きく変化しようとしています。引き続きジャンルの募集を行いますので、今後も応援よろしくお願い致します!
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