第2話
専業主婦である私の生活は、朝から寝るまでの間にやらなければならないことを機械的にこなし、夫と無難に暮らしていくという日々の繰り返しだ。
私と夫は結婚して四年目になる。子供はいない。結婚してから今まで私は仕事をせず専業主婦としてほぼ引き籠るようにして生きている。仕事を探そうかと考えたこともあるが、結婚前に散々働いて疲れ切ったことや、ややこしい人間関係に悩まされた過去から、労働意欲がイマイチ湧いてこないまま結婚当初から仕事はせずにいる。いや、できないでいる。
夫には一度仕事を辞めたら気が抜けてしまったの・・・と、結婚前から結婚後は子供の有無に関わらず専業主婦でありたいと伝えていた。経済的な心配がないことから夫は私の我儘を受け入れてくれて現在の生活に至るのだった。
良いように言えば生活に余裕があり、悪く言えば夫に甘えた生活をしている。きっと誰かに私の暮らしぶりを話せば呆れられたり、怠けているとバッシングされたりするのだろう。
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