いろいろ勉強になりました。
作者からの返信
村岡様
ご愛読いただきありがとうございます。本文中でも注釈しました通り、かなりこじつけ的な部分もあります。ただ、最近の仏教が「形式仏教」「葬式仏教」になってしまっているのが気がかりで、本当はどういう意味があるのかを科学的に解釈してみたかったというところです。
当家は「真言宗」で、子供のころからよく意味も分からず、般若心経や真言を暗唱させられました。ただ、真言宗の始祖「空海(弘法大師)」は、立派な宗教者である前に、当時超一流の科学者であったことはあまり世の人に知られていません。空海は、唐に留学中、仏教だけでなく、医学、工学、生物学、気象学、地学なども学び、日本に持ち帰りました。当時、はるかな後進国であった日本の人々は、空海がその科学知識により起こすことを「奇跡」として伝承したのでしょう。今日においても、「弘法の……」という伝説が日本の至る所にあります。もし、空海が現代社会に生まれていたら、何をどう語るのか興味深いところです。
私には不幸にして子供がいません。私の血筋は私の代で終わりです。どうしても「死後の世界」が気になってしまいます。あっ失礼しました。それこそ「煩悩」というやつですね。
最近、「不可思議情報の私的考察」を公開しました。もしよろしかったら、そちらもご覧ください。
ツジセイゴウ
編集済
大変参考になりました。
以前から仏教に傾倒している凡夫です。
最近読んだ本、スマナサーラ氏の「現代人のための瞑想法」の最後の方に、瞑想していると成功率はほぼないが、すべてに実体はなく波動である、無を体験する瞬間がある、ということが書いてあり驚きました。
もっと知りたくなり「仏教 量子力学」で検索していたら御著作にヒットしました。
以前から量子力学が仏教に近づいている、という見解があるのを知っていたからです。
スマナサーラ氏はまた、物体は「エネルギーの流れ」として見えるということを述べられており、その時はわけがわらかなかったのですが、御著作を読んでなんとなく思索が進められる気がしました。
これからも応援しています。
よろしくお願いします。
追記。
お返事までいただきありがとうございます。
浅学な自分がちら聞きしたことがありますが、ブッダのように真理を見極めた方は、ブッダ以前にもいたようですね。
みんなが道徳を守る時代は、ブッダのような説法も必要なかったんだとか聞いたことがあります。
それが故に、ブッダ以降は人類の不道徳が顕著なのではないでしょうか。
UFOですが、思わず大槻教授にペテン師扱いされてしまいそうですが、エネルギー保存則で言うなら、どのようにエネルギーが移動したり、感受するかもわからず、少なくとも全否定はその人間の浅ましさを示していると思います。
カミングアウトになってしまいますが、自分がなぜ俗世間のように有るものだけを信じて生きることをよしとしないかを、よくよく考えたら、たぶん小4頃に脳裏で見た2次元的宇宙やら、霊体験やらが関係していると思いました。
宇宙はたぶん純粋なエネルギーの状態を見たのではないかと思います。それがよくわからず恐怖心しかありませんでした。霊体験は、残留思念を受け取ったのか?そのあたりはよくわかりませんが…。
今や私は54才のジジイですが、やっと少年期の謎が解けそうで充実感を感じています。それと同時に人生の謎も。
作者からの返信
ご感想ありがとうございます。
ご指摘の通り、仏教と量子力学の関係性についての研究は多くあります。特に「無」についての仏教の考え方は宇宙物理学に通じるところが多々あります。
極論を申しますと、仏教はその大昔に古代宇宙人が宇宙の真理につき地球人に残した啓示ではないかと思っています。あまりに難解で当時の地球人には「宗教」として伝承するしかなかったのではないかということです。
それが今日、科学の進歩によって少しずつ謎が解き明かされ始めた。宇宙物理学を志す人にとって、仏教から得られるヒントがあれば、それをもとにしてより真理に近づけるのではと思っています。
そして、もし仏教の教えが単なる宗教ではなく、純粋に「最先端の科学」であるという理解が広まれば、まったく違った世界観が生まれると思います。
最近アメリカの国防省がUFOについて報告し、いま世の中が大騒ぎになっていますが、お釈迦様が現代社会に降臨されたら面白いですね。宇宙について何を語ってくださるのでしょうか。