第76話 奥さま達との初デート? (15)
まあ、儂とレイとの年齢差を考えれば、儂の孫だと言って通ると思う。
儂はこんなことを脳裏で思案をしながら妻である、エリカとセリカの二人にどうだろうか? と、告げようとしたら。
「う~ん、そうだよね~。レイちゃんやパパの言う通りだよね~。エリカ姉さん~。他の二人にもちゃんと声をかけないと、後で大変なことになりそうな気がするよ~?」と。
セリカが少し悩んだ顔をしながら、姉であるエリカへと告げたのだよ。
「ウム、そうだなぁ~。殿やレイの言う通りかもしれぬ……。特にすみれの奴は、このまま素知らぬ振りで放置をして後で分かれば、嫉妬心をあらわにしながら憤怒──不満ばかりを荒々しく告げてくると思うから。確かにすみれとあにゅーの二人にも連絡をしておくか……」と。
セリカの方を向き告げるとエリカは、今度は儂の方へと向いて。
「殿~、悪いのだが。スマートフォンを妾に貸してはくれぬかの~?」
と、訊ねてきたから。
「ああ~、いいぞ~。エリカ~。ほら儂のスマートフォンじゃ~」
と、エリカへと言葉を告げながら。儂の持つスマートフォンをエリカへと手渡しをしたのだ。
でッ、エリカへとスマートフォンを手渡すと、儂はまた口を開いて、「今後はエリカ、お前が儂のスマートフォンを持っていればいい」と告げた。
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