「あ、あの～。お父様～？　その、お母様と叔母様に、夫婦の行為をおこなうのは、夜遅くか？　せめて娘のわらわがいない時にしていただけると助かるのですが……」と。

　儂は注意を受けた。

　それも初めて逢う、愛娘に……。

　だから娘に「ごめんね」と、告げて。妻二人に悪戯行為……。

　ではなく。儂がエリカに苛められていたから抵抗をしていただけの行為をやめて。

「続きは夜な……」と、妻二人に赤面しながら告げた。

「えっ？　うん、わかったよ～。パパ～」

　セリカも姪の手前だから分が悪いというか？　恥ずかしそうに儂へと言葉を返した。

　う～ん、でも、エリカの方はと言うと、少々不満があるようで。

「レイ、気になるなら後ろを向いているか、外に出て待っていれば良かろうに。母は父に甘えるのは数年以上も前になるのだ。だから娘なら母の事を思い。もう少し気を利かしても良かろうに……」と。

　儂等二人の愛娘で、別れた妻を併せても。どうやら長女になる愛娘のレイに不満を告げたのだが。

　カマエルと人のハーフなのだが、天使のような羽もあるから本当に可愛い。親の欲目なしで。

　だからお父ちゃんは、娘を見て鼻の下が伸びるから顔が緩む。

　するとエリカの奴がまた。

「な、何、自身の娘を見て見惚れているのだ。このエロ爺がぁあああっ！」と。

　また夫の儂を愚弄し始めた。

「えっ？　そうなの？　パパ～？　もしかして？　セリカのライバルはレイちゃんになるわけ～？」と。

　またコイツが可笑しなことを、姉のエリカと一緒に言い始めたから。

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