第10話 昭和終わり世代の、貧乏人で坊ちゃん育ちの上、趣味多彩だった儂…… (6)

 それと儂が先程述べたと思うのだが、あの頃の時代はと呼ばれていた時代だからね。儂らガキでも建築関係の仕事は、大変に日当が多くて本当に良い時代だった。


 だから儂は、社長から貰った沢山の給金で買いに買ったよ。単車や車の改造パーツと言う奴を色々とね……。まあ、ガキなのにブランド品の時計や財布にバッグ……。


 その他にも、社長には会社の慰安だと、社員皆で海外旅行……。向こうで女遊びもさせてもらったかな~? と、記憶の方も曖昧……。


 まあ、とにかくあの当時の昭和の終わりの頃の時代にいて、生活をした者達が良く口にする、『あの頃は良かった……』と、言葉を儂自身も漏らしたくなるほど、本当には良い時代だったと思う。


 でッ、少しばかり、儂の趣味話しから話しがずれてしまったが。儂があの頃に凝って、になっていた物は、先程述べたように、最初は単車、その後は皆と一緒で車でね。それこそ儂の単車や車は、ヤ〇グ〇ートやホ〇デー〇ート等の某雑誌に搭載されそうなぐらいに改造をしたのだよ。


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