誰か書いて！～俺のあらすじ箱～

その３１ らまくさそ

　検索結果……ラマ

　リャマ、ジャマとも呼ばれるラクダの仲間です。ボリビアなどで家畜として飼われています。用途としては毛皮や荷物の運搬が主で、日本人にイメージしやすい動物だと羊が近いでしょうか。

　見た目はモコモコしすぎていないアルパカといった感じ。ユニークな顔をした動物です。

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　A案　一流のペット

　一流。他に比べて優秀で、トップを走る存在。

　そんな彼らはペットひとつとっても、ただの愛玩動物というわけにはいかない。

　犬であれば犬種や血統の希少性で、珍妙な生物はそれを飼育できるというだけで当人のステータスを誇示することができるわけだ。

　そしてここにも一人、最近上流階級の仲間入りを果たした青年が頭を抱えていた。

　Ｂ案　ラマ系女子

　ひと昔前の『草食系男子』を皮切りに、特徴をなぞらえて人を動物で表すことが増えた。

　そのブームの余波はもちろん私のクラスにも及び、クラスの綺麗どころたちは『ペンギン系女子』だの『ウサギ系女子』だの愛らしい評価を我が物としている。

　さて、そうなると我ら日陰者はどうなるか？

　答えは簡単。引き立て役と、面白くもないオチを任される。

『ラマ系女子』という暗に(わりと明るみな気もする)ブサイク呼ばわりの二つ名を賜った私は、今日もクラスの隅で同じく恵まれない系女子たちと共に静かに生きる。

　Ｃ案　モンスター牧場

　彼方と此方がつながって、その境目を人々が意識しなくなるぐらいの時が流れた。

　始めは畏怖の対象であった(らしい)モンスターたちも品種改良を重ねられ、今では無害化されて家畜として飼われている種族までいる。

　都会で夢破れた私は田舎に舞い戻り、実家のモンスター牧場を継ぐことになった。幼い頃は獣臭くて苦手だった彼ら（モンスター）だが、これからは腹を括って向き合っていかなければ。

　以上、三本です。