誰か書いて！～俺のあらすじ箱～

その２６ わよあくた

　検索結果……あくしろよ

　うーん……触れて良いのか悪いのか。今やネットスラングのように扱われていますが、元が元ですからね。そのシーンだけ見ればおじさんが衝突事故の相手に怒っているだけなんですが。

「早くしろよ」の空耳です。演者さんが少し早口なのでそのように聞こえます。

　元ネタの検索に関しては自己責任で。私も使いますが広めるものでもないので。

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　Ａ案　街よりもカップ麺の方が大事だ！

　俺は職業でヒーローをやってる。街に現れる怪人をやっつけるお仕事。

　別に正義感はない。ただ腕っぷしは強かったし給料も良いから引き受けただけで、常に命の危機にさらされるうえに勤務時間も完全不定期。最悪の待遇だ。

　でも今さらヒーローやめますなんて言えば国民から大ブーイングだろうしな。彼らにとって俺は“人権”の範囲に入ってないんだろうぜ。

　そんなわけで今日も楽しくない正義活動なんだが……怪人どもは往々にしてタイミングが悪い。ああクソ！　今カップ麺にお湯入れたばっかりだろうが！

　Ｂ案　せっかちな彼女

　僕の彼女はせっかちだ。

　集合時間の５分前に着けば「遅い！」と怒られ、デート中は「早く行くよ！」とできるだけたくさんの場所を回ろうとする。注文を決めるのが遅ければ「私と同じものでいいじゃん！」だし、友達と遊ぶと言えば「浮気じゃないよね……？」と心配そうにする。

　でもそんな彼女に「手を繋ごうか？」と聞くと、「まだ早いよ！」と恥ずかしそうにするんだ。

　文句を言いつつも絶対僕を待っていてくれる。そんな君が言うんだから、きっとまだ早いんだろう。

　Ｃ案　タイムアタック・エクスプローラー

　タイムアタック。それは何らかの物事を達成する早さを争う競技。

　この世に“ダンジョン”という異世界の一部が繋がってしばらく経ち、ダンジョン攻略においてもタイムアタックが行われるようになった。

　万全の準備をして着実に進めていく普通の攻略とは違う。必要最低限の装備と培った知識や判断能力を活かして、風のように迷宮を駆け抜ける。

　隠密に徹する者、全てを破壊していく者、速さだけに全力をかける者。死のスリルや爽快感を求め、冒険家たちは今日もまた一秒を削る。

　以上、三本です。

　やべぇよ…やべぇよ…。