その6 ますにときはの

 検索結果……イルミネーション


 個人宅をイルミネーションで飾る人を、イルミネーターと呼ぶそうです。ターミネーターみたいですね(デデンデンデデン……)

 ちょっと6文字を試してみました。別に五文字縛りだというわけではないんですが、あんまり細かくしても検索結果がおかしくなっちゃうので。


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 A案 俺たちがいるみねえしょんだ!

 ほとんど中高年ばかりの辺境の村。唯一の子供である健二君は、12月23日にお父さんに呟いた。

「パパ、僕クリスマスツリーが見たい」

 周りは山だがモミの木だなんて生えていないし、もちろん村の商店にも売ってない。このままでは間違いなく間に合わない……。

 しかしそこで、クリスマスすら知らない、村の男連中が立ち上がる!

「待ってろよ健二ちゃん!」

 子供の笑顔を守るため、おっさん達が冬の山を走る感動コメディ。


 B案 Mr.イルミネーション

 俺はみんなからイルミネーションと呼ばれている。

 その理由は、強い感情を持つと体が光るという、超特殊な病気にかかっているからだ。小さい頃はテレビで不憫だとか言われてたらしいけど、今はもう報道も落ち着いてる。

 怒ると赤、悲しいと青、楽しいと黄色。すぐに感情がばれちゃって困る。

 そんな俺が恋をした。お相手は同じクラスのあかりちゃん。名前の通り明るくて、こんな俺にも平等に接してくれる優しい子だ。

 ……俺めっちゃピンクに光ってるんですけどー!!


 C案 人魂イルミネーション

 イルミネーションはお好き? 綺麗よね!

 私の名前はベティ。あのね、ベティは人魂がゆらゆらしてるのを見るのが好きなの! アヤしくてフワフワしてて、とってもポップよね!

 それでねそれでね、ベティの大好きな二つを合わせて、死体の山イルミネーションを作ったら……ステキだと思わない? もう、ゼッタイにチョーかわいいよ!

 ねえ! あなたもはお好き?



 以上、三本です。

 ちなみに私に健二という知り合いはいないです。

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