虹
雨が降ったあの日が
僕は忘れられなかった
雨は上がり 傘を閉じれば
七色の虹ができている
それが すこし嫌で
水たまりに映る虹を
踏みつけ 走った
嫌だ……よ
この世界に今日から君は
いなくなってしまった
現実を受け止めきれず
ぼくはまだ 走るのさ
迷い人のようにね
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