ライトグレーの宝箱
みれにん
0. ライトグレーは私の家族
スーパーファミコン。略称、スーファミ、SFCなど。
私はゲームを題材にした小説やエッセイをいろいろと書いております。
……が、ふと考えてみると、スーファミについてはほとんど書いていない、という事実に気づきました。
小学校高学年からの長い付き合い。今も我が家では現役の、シンプルなライトグレーの箱。
その立ち位置があまりにも当たり前すぎて、長年寄り添った家族のようで。
しかし思い返せば、セガサターン、プレイステーションなどの次世代機が登場しても、毎日のように遊び続けたそいつの存在は偉大で。
発売された膨大なタイトル数に反して、私のプレイしたタイトルははるかに少ないのだけれど――まあそれはどのハードにも言えることなのですが――、ひたすらやりこんだ濃密さは、他のハードのそれを遙かに凌いでいるように感じます。
ヨースター島で奇妙な恐竜に出会ったり。
遠い未来で異星人と超高速レースで競ったり。
美しいハイラルの地を隅から隅まで探索したり。
惑星ゼーベスを数時間で壊滅させたり。
ユグドラル大陸で戦いよりもカップリングに悩んだり。
最近ご無沙汰なタイトルから、現在もなお進行形のタイトルまで、私の家族のことをちょっとずつ語ってみようかなと思います。
気楽に聞いていってくださいませ。
……あれ、なんか任天堂タイトルばっかりでしたね。さっきの。
確かに任天堂タイトル多めかもですが、サードパーティーのも語れる、はず。
……たぶん!
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