02 泣かない

なにか物足りない毎日ってのは

でこぼこの波が起きるわけでもなく

ただひたすらに淡々と過ぎていく。


泣きたい理由もわからなくて

でも視界はちょっと歪んでボヤけて

力入れてもこぼれそうな幾つかは

私の弱さなんだろうと思い込む。


優しくされたいわけではない

ケンカしたいわけでもない

ここにいること

気づいてるのだろうか

私の体は少し、透き通っているみたいだ


無理にテンション上げて話す朝も

癒しを含めたおだやかな夜の迎えも

なにもない空気の中をすっと通っていく。

なにもない


涙はやっぱりどこかからやってくるから

自分の目は今さら面倒だと思う

こんなに弱かったっけ

過去の記憶ではもうちょっと、強かった、はず。

はずなのに。


計算しない毎日って難しい

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