ソウルモンスター・テイマーズ

魔闇直樹

第1話 賑やかな朝

 ピピピ ピピピ パンッ


「ふあー、もう朝か」


 目覚ましの音で目覚めた少年【仲使なかつか 双刃そうば】同級生の中では、背の高さは中の中ぐらい。髪型は少し長めで、前髪は眉毛に少しかかるくらい。目つきは穏やかな小学4年生。


「お、目覚めたか」


 目覚めた彼に声をかけたのは、彼のパートナーモンスターの【上獅子じょうししガルル】、ライオンだ。


「早く遊びに行こうぜ!」


 早く外に行きたくてウズウズしているのは、もう一体のパートナーモンスター【下鷹げたかバルル】鷹だ。


 眠りから目覚めた少年『仲使なかつか  |双刃そうば 』とそのパートナーモンスター『ガルル』と『バルル』。


 ただしパートナーモンスターの2体は、人間と生活しているので、体の大きさを柴犬ぐらいの大きさになっているが、実際はもう少し大きい。


 双刃は着替えをすまし、朝食を食べ、外へ遊びに出かけた。


「行ってきます」


 双刃たちはいつも友達と集合している公園に向かった。


「双刃、今日は一番のりじゃないか?」


 ガルルが話かけてくる。


「うーん、愛はともかく大八は早く来てそうだけどね」


 双刃が答える。


「そろそろ公園だぜ」


 バルルがそう言ったところで、双刃たちは着いた。


「よお、双刃!遅いぞ」


 双刃の友達『神野かみの  大八だいや 』が声をかけてきた。大八は、背が高く少しふっくらしていて堅いがいい。髪の毛は、スポーツがりに髪の毛が長いくらい。


「大八が早すぎるんだよ。まだ朝の8時半だよ」


「何を言ってるんだ。学校なら遅刻だぞ」


「いやいや、ギリセーフだよ、大八たちは何時に来たの?」


「7時だ!なぁタンクス」


「早起きはいいことだからな」


 大八と彼のパートナーモンスター『タンクス』はそう答える。


 タンクスは、熊のモンスター。今は小型だが、本来の姿になればそれなりに成長したヒグマのような出立になる。


「二人とも休みなのにすごいね」


 双刃は苦笑いする。


「そうだ、愛を待っているあいだ、俺たちとテイマーバトルしようぜ」


 大八が勝負をもちかけてきた。


「うん、いいよ」


 双刃は了解した。


「じゃあ、今回は……ガルル』


「了解だ!」


「じゃあ、俺っちはデッキに入るぜ」


 バルルはデッキの中に入った。

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