計画小説
非リア充兼復讐の鬼
計画書
1、奴の行き着けのバーに行き抱かれる側のゲイのフリして誘惑
2、奴をホテルに誘い部屋に連れ込む
3、奴と寝て翻弄しまくると共に疲れさせる
4、奴が寝たのを確認した後、奴の服と財布を盗ってその場を後にする
「…完璧だ…」
豪邸の中。そこで自分で書いた計画書を一読した美青年、小芋快はその顔を綻ばせた。
―――男感のある美貌。漆器の様な瞳。黒い絵筆のような髪の毛。中肉中背の体と莫大な資産の持ち主でボンボンの快は数日前、繁華街の中にいた。
「…ヒックこのオレ様を振るなんて…ヒック…」
少し前、自分の幼稚さが原因でフラれヤケ酒を飲んだ快は千鳥足で歩いている。
酔っ払いやスーツ姿のサラリーマン達の姿がある屋外。そこで快は刹那、その目を見開いた。
その時、快の視線の先にいた女は少し前、快を振った女でとなりにいる男は男感のある美貌の持ち主。親しげに会話をしながら歩いている二人の姿に快はその顔をゆがめた。
「アイツか…アイツがオレから彼女を…」
それからカネの力を使い男の事を調べ始めた快は男に行きつけのバーがある事や男がバイらしい事を知った。
計画小説 非リア充兼復讐の鬼 @monokakinohasikure
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