私の中のあなたが消えてくれないので、いっそ小説にしてみようと思いました。

いづも

はじめに

こんにちは,お久しぶりです.

あれから,5年経ちました.

あなたはもう,私のことなんて覚えていないかもしれない.

だけど私の中のあなたは,全く消えてくれないので

いっそのこと小説にしてしまおうかと,そう思った次第です.


忘れられないほど,あなたを愛していたわけではありません.

今でもあなたを愛おしくて忘れられないわけではありません.

ただ,ひたすらに辛かったのです.

あんなに愛されなかった恋愛,はじめてだったから.


一度でも私を好きだと,言ってくれれば.

私も,早々に関係を断っていれば.

こうも長く心の中にあなたを住まわせることは,きっとなかったはずなのに.


だから,あなたを忘れるために,小説にしてしまおうかと.

そうして,私の中の想像の力がつくり出した,

ちっともおもしろくない物語にしてしまえば,

これを読んだ誰かが,指をさして つまらない と笑ってくれれば,

そうしたら,最悪の思い出も少しは軽くなるでしょうと,そう思ったまでです.


もし,あなたにも,この物語が届いたら

そしたら,また,無表情で,簡単にポイと,捨てるんでしょうね.

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