吐露
吐きだして
吐露すると途端に
汚濁となって消えた海で
全自動人形はカタカタと音をたてて
憎悪すらいとも容易なのです
誰かが
いつか
忘れた
腐臭を
臭わせ
腐らせ
陳腐な
喜劇を
震わす
世界が
奏でず
消えて
貴方を
憎んで
消える
そんな
歌言葉
吐きだして
吐露する途端に
破裂させた風船のように
誰かの血肉を切り裂く事も容易なのに
全自動人形が口ずさむ歌にごまかされて
貴方も僕も汚濁の深海へと沈むのです
吐露した言葉が
途端にはじけて
僕ら汚濁の海へと沈むのです
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます