第114話
「終わりました……マリカ……」
「はぁーいジュリアナちゃん、ゴックローチって感じぃでおっつぅーって事で、ステッキさんちゃん返すねぇ……」
ばつが悪そうに、瞬時に小型化したステッキさんを受け取り、彼の思いを汲んで鞄にしまうりおん。
ジュリアナも役目を終え、再びマリカが裂いた異次元空間へと戻ってゆく……。
「これまでの未納分、引き落としフィニッシュだからぁ、後で確認しといてぇ……」
「はい……」
「んで、これからは自動引き落としモードになってるからぁ、心配ナッシングっと……」
「あのう、色々……すみません……」
「いやぁ、ぶっちゃけ皇女からぁここまで来るの超メンディーだけとぉ、りおんちゃんにはマリカ的においしー思いゲッチュしてるからぁ、いいんじゃねぇ……みたいなぁ……」
「ってか、デブリクラッシュとかぁ軍事衛星ブッコミとかぁ、ひばりっちと合体とかぁ、スーパーハイパー超超超ウケるっしょ……テラテラパネぇでゲベロッチョでチェケラッチョっしょっ……」
「ほ、本当にすみません……」
「あれぇりおんちゃん、テンションダウンってるぅ……ってか逆にもっと自信マックスでいいんじゃねぇ……リアルにエネミーボコれるの、魔法少女ってるマリカやりおんちゃん達しかできないんだからぁ、キモッティー脂ギッシュ監理局のオヤジ連中に文句言われる筋合いなんかないっつぅーの……」
「逆にぃ魔法オヤジって、需要ないしぃ……ってかパネウケるんですけどぉーー……」
「そ、そう言って頂けると……えええぇーーっ……!」
丁寧な語り口を続けようとしたりおんは、尋常でない音量のユーロビートの着信音に、驚きの表情と声をマリカに晒す。
「おっと失礼っ……」
マリカが、制服のポケットからジュリアナにも勝るとも劣らないラインストーンハイパー盛りのスマートフォンを取り出す。
「もっしぃ……おーーリサじゃん……超おひさでおっつぅーーでチョリーンすっ……」
「えっ、マジで……! それってシリアスデンジャラスっしょ……マジヤバっしょ……!」
「クールダウンだよっ、リサっ……これからマリカも行くからぁ、いつもの場面でステイって感じっしょ……うん、わかったよ、んじゃ後でねぇ……チョリチョリチョリーンすっ……」
「マリカ、エマージェンシー入ったからぁもう行くねぇ……あっ、リサってマリカのソウルメイトだからぁ、マジ互いにリスペクトって感じっしょっ……」
「カレシとトラブったみたいだからぁ、マリカもリサのヘルプに入るって感じぃ……んでぇ、どうにもならなくなったらぁ、カレシに魔法ブッコめばいいんじゃねぇみたいなぁ……ってな事でマリカもうフェードアウトするからぁ、りおんちゃんもみんなも、んじゃねぇって感じでぇバイナラァーーラナイバーーって感じで、ゲベロッチョおっつぅーーーー……」
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