第788話 焦らないで行きましょう

 おかえりなさい♡


 一昨日の金曜日に、お掃除をする下見に、兄の会社に行ってきました。


 歩いて行ったのですが、片道30分以上かかりました。行くだけで滅茶苦茶疲れました。普段歩かないので仕方がありません。


 現地に着いて工場の周りを見てみました。僕の予想通り裏手の駐車場にゴミなどが落ちていて汚れていました。この日は何の前触れもなく訪れたので、何もしないで帰る事にしました。それ以前に疲れてしまい、お掃除する元気がありませんでした。


 時間は10時を過ぎたところです。


 駐車場を見ると、兄のベンツが止まっていて会社にいる事が確認できました。一瞬事務所に寄って、兄に挨拶をして帰ろうかと思いましたが、忙しくて迷惑になるので、黙って帰える事にしました。事務所に寄っていれば、約10年ぶりの訪問になります。


 お天気は曇りでしたが少し暑かったです。工場は陸橋を渡ったところにあるのですが、通勤の時に大変な思いをします。急な坂道を登り降りするからです。


 帰りが悲惨でした。足が前に出ないのです。難関の陸橋を越えると、もうフラフラでした。とてもつらくて、タクシーに乗って帰りたくなりました。帰り道は裏通りで、タクシーが通る気配はありません。ジーパンにTシャツで行ったのですが、汗でびしょびしょになっていました。


 お天気が晴れでしたら、僕は熱中症になっていたでしょう。右足のふくらはぎがけいれんする中を、黙々と歩きました。途中にコンビニがあるので、一休みするか考えましたが、歩くのが嫌になりそうなので、休まず歩き通す事にしました。


 やっとの思いでアパートに到着しました。


 服を着替えて、そのままベッドに倒れ込みました。気が付けば2時間以上爆睡していました。片道30分歩くのに、こんなに苦戦するとは思いませんでした。


 そして昨日の土曜日です。体中が痛くてベッドから起きる事ができません。本当は昨日カクヨムの更新をしようと考えていたのですが、疲れがとれなくて翌日の今日にしました。


 作業所でのお試し通所にしても、今回のお掃除の下見にしても、僕の見通しの甘さを反省しなくてはいけません。60歳を超えた今も頭の中は20代、30代なのです。知力も体力も確実に衰えている事を自覚しなくてはいけませんね。


 自転車に乗れない僕は歩くしか移動手段がありません。


 結論を言えば、兄の会社にお掃除をしに行くのはまだ早いです。その前に歩く習慣をつけなければ何をするにしても挫折するでしょう。焦る事はないのです。兄から昇も頑張っているなと認めてもらえる様に励んで行く事にします。


 今日も最後までありがとうございました。

 お話しはここまでです。


 どうか焦らず前に進めますように……


 いってらっしゃい♡

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