令和6年 6月の出来事
第786話 念願の障害者雇用
おかえりなさい♡
今日から6月ですね。お天気は朝からどんよりとした曇り空ですが、涼しくて過ごしやすいです。
僕は昨日、月末なので5月分の支出を計算して兄に報告しました。総支出は
89,124円でした。収入が12万円ですので30,876円の黒字でした。6月は国保保険料の支払いが2万円くらいあるので、それに備えてお金を貯えようと思います。
兄にメールで伝えると、しばらくして長いメールが送られて来ました。そこにはこう書かれていました。
「6月14日から会社からの給与として5万円を振り込みます。会社に定められた障害者雇用の義務があるのでこれを使います。しばらくは15日払いで振り込みます。」
給与として振り込むと言う点に注目しました。
兄からの支援金をもらうようになってから3年5カ月が経ちました。僕は当初から障害者雇用として兄の会社で働く事ができないのか訴えてきました。ことごとくノーの返事が届きました。
僕は事あるごとに、何かやる事があれば言ってくれるように頼みました。兄からの支援金は、毎月15日に銀行に振り込んでもらっていたのですが、いつ停止になってもおかしくないと思っていました。
今回障害者雇用と言う事で、堂々とお給料という形でお金をもらう事ができます。僕は今まで毎月15日が近くなると、胃が痛くなる思いをしていました。振り込みの確認メールなど僕も打ちたくないのです。
兄からのメールには、僕が仕事をする指示は書いていません。しかし僕は何かできる事が無いか考えています。兄はきっと僕に仕事をさせる気は無いと思います。今まで通り、僕にお金を渡してそれで生活出来れば平和に過ごす事ができます。
僕も若い頃のようなパワーはありません。僕が兄の会社でしゃしゃり出れば、兄に迷惑がかかるだけです。以前姉に言われた「昇君は働かないでお給料がもらえて幸せだ」が頭に浮かびます。
これからの僕は社長である兄に相談しながら、どう過ごしていくのか考えたいですね。1番怖いのは、僕が躁状態になって妄想や幻聴が出る事です。
最近は作業所での挫折や十文字さんの言動などで鬱気味ですが、兄の会社で障害者雇用されると言う明るい話題が僕を救います。還暦を過ぎて僕には何も希望が無いと諦めていました。人生の終わりに近づいて、再び兄の会社の1員として過ごせる喜びを感謝して生きていきたいです。
通所する作業所を探すのは中断して、兄の会社で貢献できる事を探していきます。
今日も最後までありがとうございました。
お話しはここまでです。
どうか障害者雇用が僕の希望になりますように……
いってらっしゃい♡
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