第496話 アル中に注意
おかえりなさい♡
昨日は月に1度のメンタルクリニックの診察日でした。
前回、十文字さんの面接で希死念慮が消えず、精神病院に入院するかという話が出ました。入院は嫌なので、この日は希死念慮の話はしないと決めていました。
9時45分から受付が始まりました。僕の札は4番です。この日は主治医のM先生の診察から始まりました。番号札1番と2番の人も十文字さんの面接があり、診察時間を有効に使うためだそうです。
僕はM先生にコロナワクチンで使う解熱鎮痛剤を処方してくれるように頼みました。僕の知り合いでもワクチン接種を終えた人が多くなっていました。1回目より2回目の方が副反応が強く出たと言う事を聞いています。
M先生は「カロナール」を処方してくれました。熱が出なければ、カロナールは飲まなくて良いと説明されました。精神薬の変更はありません。
診察を終えると、次は十文字さんの面接です。
地活に通所して生活リズムを整えたいと話しました。体が慣れて来たら週2くらい仕事をしたい事を相談しました。十文字さんは大賛成だと言ってくれました。
僕は地活に通所する様になり、地活に行かない日は午前中からお酒を飲むようになっていました。その事を十文字さんに話しました。
最近でもアル中の人を精神病院に入院させたそうです。入院させても、退院した日にそのままお店にお酒を飲みに行く人も多いと言っていました。
アル中の人はお酒を飲んでも美味しく無いそうです。飲みたくないのに体がいうことをきかないのです。十文字さんにアル中の怖さをたくさん聞かせてもらいました。アル中は薬では治せないと言いました。
僕の当面の目標は、午前中は絶対にお酒を飲まないで、地活に通所する事です。
そして休肝日を作り直します。
最後にこう言われました。
「昇さんは本当に強い人間だと思うよ。でもとても弱くてもろいよね。」
そうかもしれませんと答えました。こうして面接が終了しました。
十文字さんは本当に良い人です。この日改めてそう思いました。人の役に立つ事で、人生がいかに充実したものになるのかを教えてもらいました。今の僕は幸せです。生きていく最低限のモノは手に入れているのですから。
やけ酒を飲む暇があるのなら、外に出て人との出会いを楽しみましょう。
今日もあなたとたくさんお話が出来て嬉しいです。
いつも本当にありがとうございます。
お話しはここまでです。どうかアル中になりませんように……
いってらっしゃい♡
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