第436話 ジブンゴト
おかえりなさい♡
台風の中、昨日は月に一度のメンタルクリニックの診察がありました。薬が無いと生きていけないので、頑張って行きました。その様子を描いていく事にしましょう。
それでは今日も【生きてる証しが欲しいから】始まります。
*~*~*
【ジブンゴト】
いつもクリニックの近くにあるドトールで朝食を食べて時間を潰すのですが、新型コロナの影響で、利用時間が45分までだと書かれるようになり、居づらくなりました。
登戸駅で電車を乗り替えるのですが、ここにも大きなドトールがあるので、ここで朝食を食べる事にしました。
もっとゆっくりと家を出れば何も問題無いのですが、心が焦るのです。
片道1時間30分くらいかかるので、早めにクリニックの近くに居たいのです。登戸のドトールに1時間くらい居て、電車に乗りクリニックのある駅で降ります。クリニックの受付開始まで40分あるので、ドトールでアイスコーヒーを注文して時間を潰します。
どれほど早く行くのかがわかると思います。煙草を吸う様になっているので、吸い過ぎに注意しています。
時間になりクリニックに向かいます。
この日は強い雨が降っていたので、診察のキャンセルが多く出た様でした。もらった受付番号は5番です。
まずは十文字さんの面接から。
十文字さんも僕が書いているカクヨムのエッセイを読んでくれている様で、僕がメッキ工場を退職した事を知っていました。
就労支援センターの担当者からメッキ工場で週1の3時間勤務で良いので復帰してはどうかと提案をもらっている事を話しました。前回の診察で筑根先生から少し休むように言われた事も話しました。まるで
「昇さんそれってジブンゴトだよね。誰々に言われたからじゃ無くて、自分で決めた事でしょ。人に依存するのはやめようよ。」
僕はハッとなりました。確かに僕は人に依存して生きて来たのです。自分でこれがやりたいとか無いのです。自分で考えて決断する事の大切さを知る事が出来ました。
生活保護の事も聞きました。
さすがこの道のエキスパート。計算が早いです。僕の今の条件だと、月に生活費として4万1千円ちょっと出るそうです。障害年金と合わせて11万円くらいです。
いざとなれば十文字さんが生活保護の申請の仕方を教えてくれると約束してくれました。しかし生活保護を受給するのは、本当の最後の手として残していた方が良いと言われました。
きっと僕がひきこもりになる事を危惧しているのでしょう。
十文字さんは僕が精神障害では無いと言います。妄想、幻聴、幻覚などの症状があれば、それは精神障害だそうです。僕の話は普通の人が抱えている悩みと同じだと言いました。昇さんには精神障害の症状が見られないと言いました。
最後に十文字さんは1つの言葉を僕に教えてくれました。
「
辞書で調べると、自分のためにならない欲望や邪念をおさえ、それに打ち勝つこと、と書いてあります。
十文字さんのお話はブレがありません。ジブンゴトの大切さを心にとめて生きていきましょう。こうして十文字さんの面接が終わりました。
次は主治医の筑根先生の診察です。
メッキ工場の復帰はやめておいた方が良いと言われました。あれだけ悩み苦しんで退職したのだから、無理に復帰する必要が無いと言われました。それよりも心機一転、新しい場所を探した方が良いと言われました。
本音を言えば、僕もメッキ工場に復帰して仕事をする自信が無いのです。通勤もきついし仕事もきついのです。
体調に変わりが無いのでお薬の変更はありません。薬局でお薬をもらい、川崎駅で夕食を買い、家に帰るのでした。
~~~~
支援センターのNさんと、来週以降に地活の見学に行きます。
まずはお試しで通所しようと思います。時給100円くらいなので、お金を稼ぐ為にはなりません。
週に2日くらいの通所をします。余力があれば、タンポポに復帰しても良いと思います。
仕事も新しい求人の様子を見ながら、探していきたいです。
全てがジブンゴトなのだと言い聞かせ、自分で決断していきますので応援して下さいね。
あなたとの楽しい時間を共に出来た今を、喜びながらお話を終わりに致します。
どうか良い地活に出逢えますように……
いってらっしゃい♡
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